釣りデビューが盛んになる時期といえば秋。気温が落ち着いていて快適だし、基本多くの魚の活性が上がる上に産卵に絡む癖もありません。
ただ、同時にあらゆる初心者が絶望を味わう時期でもあります。自然相手のゲームですから、どうしても環境に左右されますし、プロでもボウズをくらうことも。
それでも、何時間も外で釣り竿を出すのですから、初心者でも釣りたいものです。今回は、アジングデビュー戦でスタートダッシュを決めるために大事なことをお話します。
まずは心の持ちようが大事 イライラは大敵!
いきなり精神論なのもどうかと思いますが、一番大事なのは心の持ちようです。
え~!? 釣り解説ブログがいきなり精神論かますってどうなの?
仕方ないでしょ? 実際大事なんですから。特に初心者は。
というのも、最初のうちは、どのくらい釣れるものかという事がわからないものだからです。
釣り経験がある場合は、釣れなくても「まぁこんなもんだろ」程度で流せますが、経験がないと「自分のやり方が悪いのかな?」とか「竿の値段が安いからかな?」と不安になるもの。その不安がアクションに余計な力が掛かる原因となり、さらに釣れなくなる負のスパイラルを生み出してしまうのです。
余計なことは考えず、学んだ釣り方をそのまま維持できれば釣れる可能性が高いのですが、やっぱり釣れないと多少なりとも焦るもの。
この辺りはもう仕方ないので、あとはそれ以外の焦りを産む要素を削減するしかありません。
そのためには事前準備が大事。釣り場で忘れ物をして焦るなど、余計な問題はできる限り避けましょう。
つっても、初心者だからこそ忘れ物も多いもんだがな
基本をしっかり押さえよう
どんなスポーツでも基本が大事です。特に秋アジングは季節特有の特徴が出にくい分基本ができているかどうかで結構釣果が変わります。
なので、事前に基本となる釣り方をしっかり復習しておけば、必然的に釣れる確率は上がります。
基本を全部説明しているとコンセプト崩れもいいところなので、初心者にオススメな記事をご紹介します。ご参考にされてください。
タックル初期費用 下限の目安は3万程度
……ところで、タックルを最初揃えるときって何円くらい必要なの?
そうですね。ある程度高いお値段を持っておいた方がいいのは間違いないものの、ままならないのが人間社会というもの。お財布事情というものがある以上、限度はあるものです。
理想をいえばタックルケースなどの道具も含めて4~5万程度用意しておけば、そこそこいいタックルが揃えられるのですが、ちょうどいいのですが、いきなりそれだけ払うのも酷なものです。
最低限のラインでいえば3万円と言ったところでしょう。それ以下の価格帯でもアジングタックル自体は揃えることができるのですが、どうしても妥協点を用意することになってしまいます。
では、僕がアジング初心者にオススメする3万円前後で集められるアジングセットをご紹介しましょう!
ノットの練習を事前にしておこう
釣り場について結構苦労するのがラインを結ぶこと。ラインが結べないと、余計なイライラの原因となります。
事前に家で、ラインの結び方をしっかり練習しておくと、かなり楽になりますよ。
しっかり練習しておけば、たとえ実戦で結び方を忘れても体が覚えているはずだ
最初のうちはクリンチノットだけ覚えておけばいいよ。めちゃくちゃ簡単だしね
ジグヘッドの重みを常に意識しよう
さて、ここから基本より少しだけステップアップした内容をお話をしていきます。
アジングでうまくなるために重要なのは、竿先から感じるジグヘッドの重みを常に意識しておくことです。と言っても、ジグヘッドの重さの選び方とかそういう話ではありません。
……といっても、どんな感覚かよくわからない人が大半でしょう。特に1gアンダーだとフワフワしすぎてわかりづらいでしょう。
とりあえず最初のうちは、1g以上のジグヘッドを使うことをおすすめします。できればタングステン。タングステンなら強い潮流でも流されにくいので、ジグヘッドの重みを感じ取りやすいでしょう。
ジグヘッドの重みを竿先に感じることができたら、左右に一回ずつ投げて比較し、竿先に掛かるジグヘッドの重みの変化を体感してみてください。よっぽどのナギでない限り、仕掛けが潮に流されるので、どちらかが重く感じ、どちらかが軽く感じるはずです。
この流されることで生じるジグヘッドの重みの変化を感じ分けることが、後々成長するために重要となります。
ジグヘッドの重みをしっかり把握すれば、どの方向に潮が流れているか把握できるため、どの方向に投げるか。どういう風にルアーを流せばいいか。小さなアタリを感じ分けることができるようになり、より釣果を上げることにつながるぜ。
だんだんロッドを上げる「聞きアワセ」を覚えよう
それでも、アジの小さなアタリを取るのはやっぱり難しいもの。そこがアジングの魅力でもあり、奥深さや楽しさにつながるのですから、こればっかりはしょうがない。
ただし、ビギナーでも簡単にアタリを取る方法があるのです。それが「聞きアワセ」です。
やり方は簡単、キャストをし、ワームにアクションを加えた後、そのままラインを張った状態でフォール(テンションフォール)させるのですが、この時にじわじわと上に上げるのです。
こうすると確実にラインを張ることができ、ビギナーでも簡単にアタリを取ることができるのです。
まとめ 抑えるべきところは抑えてアジングスタートダッシュを決めよう!
いかがでしたか?
せっかく始めたアジング。できるだけはやくファーストフィッシュを手にしたいものです。
この記事で、あなたがファーストアジに近づけるように祈っております。グットラック!
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