ブログのネタを考えていて、謎のキーワードが目に飛び込んできた。「アジング エギングロッド」という検索ワードです。
いや、アジングなんだからアジングロッド使おうよ。
と思ったそこのニュービー! 実はエギングロッドでアジングをすること自体は何もおかしくないのです。むしろ僕も買おうと思ったくらいです。
ではエギングロッドの特徴と使うパターンを解説していきます。
この記事を読めばあなたのアジングの世界はさらに広がるかもしれません。
エギングロッドのスペック
まずはエギングロッドの一般的なスペックを見てみましょう。ここではシマノのエントリーロッドでベーシックなタイプのロッド「18セフィアBB S86ML」を例にしてみましょう。このあたりなら平均的な話ができそうですし。
スペック表で重要そうな部分だけ抽出すると以下の通りです。
全長(ft.) | 全長(m) | 自重(g) | 先径(mm) | エギサイズ(号) | 適合ラインPE(号) | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
8’6″ | 2.59 | 105 | 1.8 | 1.8-3.8号(約5〜25g程度) | 0.4-1 | 95.2 | 18,600円 |
注目はエギサイズの項目。号数表記なのでおおよその重量を追記してますが、だいたい5〜25g。
大してアジングでは比較的軽量なジグヘッドを使います。0.4〜1.5g程度。どう考えてもジグ単は使いづらそうです。気合いがあれば使えるかもしれませんが、そんなチャレンジャーな戦闘民族は、尻尾で釣りをするカカロットくらいなものでしょう。
フロート、キャロなら推奨レベル!
では推奨レベルというタイトルは詐欺なのかといえばそんなことはありません。確かにジグ単では「アタリとれねぇ」「何やってんのかわかんねぇ」「潮を感じる? 何それ美味しいの?」ってくらい使えねぇゴミですが、重量級のフロート、キャロなら話が別です。
フロートリグで定番のシャローフリークだとスローシンキングタイプの「ダイブ」で16.6g。通常のアジングロッドが大体5gまで推奨なのでオーバースペックです。
つまり遠投系リグを使う時にはエギングロッドの方が有利になるというわけです。
フロートリグタイプのアジングロッドにはない魅力はコスパと遠投能力!
無論フロートリグタイプのアジングタックルを使えばもっとアジングに合わせたセッティングになるため総合戦力としてはこちらに軍配が上がります。
ただ、エギングロッドで遠投系リグを使うということは、エギングも同時に始められるという魅力があります。
本来エギングのラインはPE0.8号のリール2500〜3000番を使いますが、コウイカなどを狙うライトエギングくらいならアジングで使われる0.4号のPEくらいならラインとリールも併用できます。
まぁそれを言ったらアジングロッドでライトエギングをするというやり方もありますが、リールとラインとエギさえ揃えれば本格的なエギングも楽しめるということを考えれば、コスパがいいと思います。
さらに、性能面でも大きな魅力があります。エギングはアジングよりは遠投させることを主体とされてます。そのためロッドの長さも8‘6ftクラスとなってますが、ロッドは長いと、遠心力を加えやすくなるため基本遠投有利になりやすくなります。
これはフロート、キャロの「遠投させたい」というそもそもの目的にもマッチしているため、そういう意味でも相性がいいといえるでしょう。
どうしてもジグ単もエギングロッドでやりたい!
中には頑なにエギングロッドを使いたい猛者もいるかもしれません。僕としてはアジングを広めたいという立場なのでジグ単をエギングロッドで使うのはあまりおすすめできませんが、一応できないわけではありません。
そのためには、まずエギングロッドは7ft台のライトエギング特化タイプ。ジグヘッドの重さを2g前後にします。これくらいならなんとか使えるでしょう。硬さもライトエギング系ならULやLになるので、アジングにあったものになります。
ただ、アジングというよりメバリングロッドに近いセッティングですし、できればちゃんとアジングロッドを使った方がいいでしょう。
まとめ エギングロッドの長所をアジングに活かそう!
いかがでしたか? 今回のまとめはこちらです
・フロート、キャロライナリグはエギングロッドが使える!
・ロングロッドの長所を活かし大遠投しよう!
・ライトエギングロッドならジグ単もできないことはないけど、おすすめはできない。
今年は釣果がいいですね。全国各地からアジちゃんの釣果が聞こえてきます。
ただ、冬になると基本アジは沖に潜る個体が多くなります。広く探れるように遠投用のエギングロッドをロッドケースにしまってみてはいかがでしょう?
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