「今年の夏は暑い」という言葉を何度聞いたことか、近年は暑くない夏は存在するのか怪しいところです。
そんな外に出るのも辛いシーズンでも、平気でサマーパーリィナイッするのが釣りバカというもの。当然アジンガーも例外ではなく、釣果情報調べれば、ほぼ全国に釣りバカがいることがわかるでしょう。無論、私も例外に漏れません。
ただし、バカだからといって熱中症になっては元も子もありません。では、アジンガーなりの熱中症対策をご紹介しましょう。
そもそも論!? 夜釣り特化が夏アジングのいいところ
夏のアジングは近年非常に人気があります。クソあちぃ上に、釣れるのは豆アジばっかりの季節ですが、なぜこんなに人気がの出たのでしょう?
その要因の一つとして挙げられるのは、夜釣りに特化した楽しみ方ができるからだと思います。
昼も釣れないというわけではありませんが、水温が上がりすぎて活性が低い可能性があります。それなら夜釣りに特化してしまえば、釣果も快適さも得られて一石二鳥というもの。
ただし夜も十分暑い日本の夏ですから、暑さ対策はどのみち必須ですし、昼も釣りたいというホットなアジンガーもいるでしょう。なのでここからはいったん夜釣りかどうかは置いといて、熱中症対策という点にフォーカスをあてて解説していきましょう。
熱中症対策の必須項目 水分補給は念入りに!
もはや耳タコかもしれないくらい語られてる熱中症対策=水分補給。というキーワード。ただ、これ以上のものがないのも確かです。
個人差はありますが、たとえば成人の場合、体重の約60%が水分で構成されています。つまり体重70kgの人なら約42リットルが水分となります。
このうち、体重の2%(約1.4リットル)の水分を失うと、脱水症状の初期段階となり、熱中症のリスクが増加します。
初期段階の熱中症の症状は喉の渇きの他に、「大量の汗をかく」「気だるさ」「集中力の低下」「疲労感」「頭痛」などが挙げられます。体調に異変を感じる前に、休憩と水分補給をしましょう。
それをほったらかし脱水がさらに進行し、体重の5%(約3.5リットル)を超える水分を失うと、重度の脱水症状となり、熱中症の危険性が非常に高くなります。こうなると死亡リスクも発生します。
夏の堤防は夜でも、昼間に溜め込んだ熱があるため十分暑いです。油断せずこまめに水分を補給しましょう。
気合いで半袖になるのもいいけど昼間は注意!
「半袖短パンで暑さは乗り切れる!」と、どこかの虫取り少年みたく豪語するのは結構ですが、半袖短パンは、釣り人的にはあまり褒められた格好ではありません。
日焼けという意味ももちろんありますが、それよりも、ハリによる怪我のリスクが高まるため、できる限り肌の露出は抑えた方がいいでしょう。
本当にな。楓のヤローは何度言っても聞かねーでスカートとか半袖とか着たがるから困ったもんだぜ
だ、だってスカート可愛いし、好きな服で釣りしたいんだもん……
ま、まぁ、ファッションは個人の自由ですし、冷感のインナーはそこそこお高いので、怪我に注意すれば服装くらいは個人の自由でしょう。実際男女問わず、短パンやミニスカートで釣りをする人はもいますしね。あまりオススメできませんが……。
あ、でもでも、日焼け止めはちゃんとしてるよ。お肌のケアはしっかりとね
その辺は抜かりないんですね……。
暑さ対策グッズを利用しよう!
冷感インナー
でもさ。長袖で釣りってぶっちゃけ暑くないの?
確かに、普通の長袖で釣りをしてたら暑すぎます。熱中症対策という観点でもオススメできません。
では肌を露出せず暑さ対策をするとなると、冷感インナーがおすすめです。
これは、接触冷感の素材が使われています。
接触冷感素材の生地は、熱伝導率・熱拡散率が高く、肌の熱が生地に瞬時に移動する結果、冷たさを感じる、という優れものです。
ちなみに、熱が移動する量を”Q‒max”(W/cm2)という単位で表します(最大熱吸収速度)。この数値が高ければ高いほど冷たさを感じやすくなり、0.2W/cm程度あればひんやり快適に釣りが楽しめるでしょう。
ファン付きウェアって手もあるけど人を選ぶ?
最近ファン付きウエアっていうのもあるよね? あれはどうなのかな?
確かに近年ではファン付きウェアが流行ってますね。実際工事の現場でも使われてるそうですし、効果は間違いないでしょう。
ただ、個人的な意見としては人を選ぶかなと思います。
ファン付きな分どうしてもウェアが重くなるし、厚みがあるので動きに制限が生まれてしまいます。決して悪くはないのですが、それなら冷感インナーの方が動きやすそうです。
「鍛えてるからファンの重みなんてどうとでもないぜ!」と言う人は試してみるのもいいでしょう。
冷感アームカバー
インナーを一式揃えるのはお高くて難しいけど、半袖はやっぱり怖い! と言う人は、アームカバーはいかがでしょうか?
安全性は確保しつつ、インナーほどお値段もかからない。さらに接触冷感素材でひんやり快適です。
お手頃価格で種類を揃えられるので、楓のようにオシャレしたい人も服に合わせてアームカバーを選べるのでおすすめですよ。
冷感タオル
冷感素材はタオルにもあります。汗を拭くためにもタオルは必須ですし、どうせなら冷感タオルにしてみてはいかがでしょう。
これなら服装は自由だし、超お手軽だね!
人間は汗っかきだから大変だな。いっそ俺みたいに全身毛を生やしたらどうだ?
絶 対 ヤ ダ !
アイスデオドラントペーパー(洗顔ペーパー)
聞いたことのない単語のように見えますが、コンビニや薬局などでよく売ってる洗顔ペーパーのことです。
使い捨てとはなりますが、ひんやりとしていて、夏場はかなり気持ちいいですよ。特に首筋などの血管が多く通ってる場所を冷やすと効果的です。
スーッとするので夜の眠気覚ましという意味でも役に立ちます。
冷感スプレー
使い捨てグッズといえば冷感スプレーも忘れてはいけません。
洗顔ペーパーより回数使えるのでコスパもいいです。
ただ割とかさばるので、移動手段によっては洗顔ペーパーの方が使いやすいかもしれません。
キンキンに冷えてやがる……っ! ビールの甘い罠
ビールといえば、お父さんのお店で、観光に来たお客さんが飲んでいくんだよねー。私も20歳になったら飲んでみたいよー
確かに、暑い日のビールは犯罪的だ……うますぎる……! 仕事疲れに加えてアウトドアで熱った体に、数週間ぶりのビール! ……染み込んできやがる……体にっ……!
がっ……! それこそが罠っ……! 夏の釣り的にはアウツ……!
問題となるのが、一時的に血行がよくなり、体が温まってしまうこと。冷えたビールを飲んでいるのに逆に温まってしまうという本末転倒……っ!
さらに、アルコールを接種すると、呼び寄せる……蚊っ! 圧倒的無数による蚊の攻撃……っ!
それでもなお、飲酒を続け、泥酔までしてしまった場合は生命の危機すらあり得ます。最悪落水。そのまま死亡事故にまで発展するケースが決して少なくありません。ただでさえ飲酒後の水泳は海水浴でも厳禁とされてるのに、それよりもっと危険な海への落下。どんなに穏やかな海でも服が濡れた状態で泳ぐのは簡単ではないので、身動きできず、誰にも発見されずそのまま溺死……というのが、この手のパターンのよくある話です。
「釣り場では禁酒!」とまでは言いませんが、せめて飲むなら自制できる程度にしておきましょう。
まとめ 暑さ対策をして、快適に夏の豆アジングを楽しもう
いかがでしたか?
体感温度には個人差があるため、釣り人の中には「ここまでしなくてもいいよ! 気合で乗り切れる」というタフガイもいるとは思いますが、どうしても夏の暑さに困っている人は小さなところから試してみるのはいかがでしょうか?
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