最近僕はXのサブアカで政治的な発言をわざと多くしています。本来配信者の政治的な発言はタブーなのですが、これにはある想いがあります。
釣りと政治。一見、まったく関係のないように思えますが、実は私たち釣り人の趣味や日常は、意外なほど政治に影響を受けています。
場合によっては今後釣りができるかどうかすら、政治家によって変わってくるのです。
この記事では、なぜ釣り人こそ選挙に行くべきなのか、その理由と政治との深い関わりについて考えてみます。
釣り場は「公共財」
まず忘れてはならないのが、釣りをする場所の多くが公共の河川や海、港湾、湖など、行政が管理する場所だということです。
立ち入り禁止区域の指定や護岸工事、堤防の整備、駐車場やトイレの設置など、釣り場の快適さ・安全性はすべて行政の判断に左右されます。
選挙で選ばれる政治家や首長は、こうしたインフラ整備に予算をどれだけ使うか、またどんな規制を設けるかを決める立場です。釣りを愛する私たちが関心を持たなければ、「声なき声」は簡単にかき消されてしまいます。

そっか。私たちが釣りを楽しめるのも、ある意味政府のおかげだもんね

それだけに他人事ではいられないぜ
僕が小池百合子が嫌いな理由 無視された100万人の声
たまにお話しますが、僕は小池百合子が大っ嫌いです。なぜならこの人は釣り人の声をガン無視した張本人だからです。
2005年。当時環境大臣だった彼女は、外来種問題に着手し、ブラックバスをはじめとする駆除、規制が進みました。
釣り人からすれば受け入れることが難しく100万票もの反対署名が作成されました。
しかし、小池百合子はこの署名を一蹴して特定外来生物に指定したのです。

ええ!? 100万人の声を無視ってヤバくない!?

気持ちはわかりますが、お父さんも小池さんの判断は仕方ない一面もあると言ってました
そうですね。僕も当時、特定外来生物の指定を避けることは難しかったと思います。
しかしそれならば署名を無視という暴力的な行為をするのではなく、反対意見を真摯に受け取り、丁寧に説明したり折衷案を出したりするべきでした。
事実釣り人側からも、「ブラックバスをエリアトラウトのような管理釣り場限定の魚にして駆除を進めるべき」という意見も出ていました。
まぁ全面駆除という意見事態は、世論としてはいまだに大きいため、やっぱり仕方ないんだろうなと思ってたんですよ。
……が、全国がバスのリリース禁止などで駆除を進める中、東京都はいまだにバスのリリースはOKなんです。

えっと……さすがに自分の意見は統一した方がいいですね
僕はバスを駆除すべきかどうかというよりも、行動の一貫性のなさと、署名を無視したこと。この二点でこの政治家が嫌いになりました。

確かにバスの駆除の良し悪しは置いといて、署名無視に行動の一貫性のなさは問題だよね

こんな形で民意を無視したということは、今後も無視するというわけですからね。その時点で信頼性はゼロです

タヌキが熱を持ってるが、バスの駆除については成果が出てる地域もあり、あくまで賛否両論だ。むしろ現時点では賛成意見が多いということは認めなきゃいけねーな
規制と環境保全のバランス
「釣り禁になった」というニュースは今や珍しいものではありません。
理由はさまざまですが、ゴミ問題、生態系への影響、安全対策などが背景にあります。これらの規制をどう設定するか、緩めるか、あるいは代替案(釣り場の整備やマナー啓発)を用意するかもまた、政治の仕事です。
また近年は釣りのライセンス制度導入を求める動きもあり、僕もライセンス化自体は概ね同意しています。それほどにまでマナーが悪いと言うのは、否定しようがない事実ですから。
ただ、ライセンス化するにしてもどういうシステムにするかはやはり政治家に委ねられています。ここでも政治と釣りは切り離せないと言えるでしょう。
環境保全と釣りの共存は簡単ではありません。しかし、釣り人が無関心であれば、政治家は「面倒だから全部禁止にしてしまえ」という極端な判断が通りやすくなります。
逆に、私たちが適切に声を上げれば、共存の道が開ける可能性もあります。

署名は無視できても、投票は無視できないですからね
そもそも釣りは趣味だから経済的に豊かじゃないと楽しめない
我々が釣りを楽しめている理由を考えると色々ありますが、そもそも僕らが「釣具を買ったから」釣りができるのです。
ということは、当然経済的に余裕がなければ釣りはできません。そりゃ明日の飯も困窮してるなら竿を買うわけがありません。
昨今の日本では貧困化が進み、多くの人がその「竿を買う余裕がない」状況です。
僕もエントリーロッドを中心に使ってますが、これはなるべく初心者でも楽しめるコンテンツを目指そうという意味でもエントリーロッドをメインに使っています。
……が、それはそれとして金がありゃそりゃ高いロッドも欲しいですよ。そういうレビューもしたいですしね。
つまり釣りの発展には経済も無視できない要因であり、そういう意味でも選挙にいく意味はあるのです。
ルアー・ライン規制など道具にも影響
昨今、ナイロンやフロロカーボンといった釣り糸の環境影響が注目され、規制の動きも一部で見られ始めました。これも政治的な判断と言えます。
研究機関の報告が政治に影響を与え、それが法律や条例に変わっていく。
つまり、釣り具の選択肢すらも、遠いようで政治に左右されるのです。
釣り文化を守るためにできること
私たち釣り人が、自然や文化を守り、次世代にも釣りを楽しんでもらうためにできる第一歩。
それはやはり「選挙に行くこと」です。
誰が釣りに理解を示してくれるか、誰が環境と釣りのバランスを取ろうとしているのか、そうした視点で候補者を選ぶことで、私たちの趣味の未来は大きく変わっていきます。
タヌキが政治を語る理由
さて、本来は配信者が政治の話をするのはタブーです。再生数や観覧数を確保したいなら政治の話は避けるべき。それは事実ですし否定はしません。

なんでタブーなの?

例えば消費税を廃止すべきだと思ってるやつがいるとするだろ? そんな奴が見てるブログで「消費税は貴重な財源だ!」と言ってたらその視聴者が離れるかもしれないだろ?
そうなんです。だから政治の話は今後も変わらずタブーと言われ続けるでしょう。
ですが僕は、日本人がタブーにし続けたからこそ、政治に無関心な人が増え、選挙に行かない人が多くなったんじゃないかとも思うんです。
なので、僕の政治思想を押し付けるんじゃなく、選挙に行ってほしいという意味合いで政治的な発言もしていこうと思っています。
タヌキの支持政党は?

そうは言っても誰に投票すればいいのかわかんないし……
基本は公約を見て、自分の考えに近い政党を選びましょう。
近年はマッチングもしてくれるサイトもあるので利用してみましょう。
僕の場合は減税を掲げていることと、集めた税金を日本人のために使ってくれるだろうということで参政党を支持してます。が、支持できないという意見もよくわかります。僕も一部は支持してません。
なので、どの党に入れても構いません。まずはみんなで投票率を高めましょう。
まとめ 釣りをしたいなら選挙に行こう
いかがでしたか?
釣りは個人的な趣味に思えるかもしれませんが、その舞台である自然環境や社会制度は、私たち全体でつくるものです。
政治は無関係な遠い存在ではないのです。
次の選挙、釣り人としての視点を持って、一票を投じてみませんか?
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