海の釣りであるアジングですから、当然アジンガーも海の環境配慮は他人事ではありません。
特にアジングは細糸、特に比較的切れやすいエステルラインも使うのです。これで関係ないという顔は僕にはできません。
そんな海を掃除してくれている存在がいます。僕らは彼らのことを知らなければなりません。
今回はマリンスイーパーの活動についてご紹介します。
海には大量のルアーが……

そもそもどのくらいのルアーが海に捨てられてるのかな?
正確な総量は把握できないですが、静岡県では年間で1万個以上のルアーが海から回収されており、明石市漁業組合が漁業中に回収したエギは、わずか2カ月半で約1万6千個に達したそうです。

1万から1万6千個!? すごい数だね……

アジング関連のゴミの量はわからんが、そもそもラインブレイクの多い釣りだ。同等か、それ以上の量があると考えてオレたちも反省しないとな
“僕たちの代わりに”掃除してくれている存在。マリンスイーパー

でもダイビングなんて難しそうだし、いきなりできるものでもないよね……
まぁ楓ほど若ければ今から頑張ればダイバーライセンスくらい取れるでしょうが、年齢的に今から取るのが難しい人も当然いるし、そもそも若くてもダイバー目指している人が何人もいるとは思えません。
そんな我々の代わりに海を掃除してくれている人たちが、マリンスイーパーなのです。

マリンスイーパーって……なんだかマインスイーパーみたいでユニークな名前
僕は以前からダイバーさんたちが海の掃除をしてくれていることは、お仕事上の知識として知ってはいましたが、マリンスイーパーの方をちゃんと知ったのはInstagramでShocker×Fujiwaraさんとコメントでお話したのがきっかけです。
実際に見てみるとメタルジグやエギの山々……こういった根掛かりが新たな根掛かりを産み、さらに海鳥や魚がひどい影響を受けるんです。

人間の勝手に迷惑すんのは、猫も魚も同じだ。俺の猫仲間にもケガしたやつがいる。こうならないように、少しでもゴミを回収するようにしような

島の漁師の人もすごく困ってたよ。ロープにルアーが掛かっててケガしそうになるって

そういった話を聞くと、釣り場が閉鎖されるのも無理ないのかもしれませんね

数人の釣り人のために多くの漁師さんや釣り人が困ることになるなんて……
ダイビングはできなくても環境保護はできる

でもタヌキのその”でっぷりなお腹”でダイビングなんてできるのー?

むむっ! 失礼な……いやダイビングなんて無理だけどさ

……そこは認めるんですね
……まぁ、ダイビングしながらのルアー回収はそもそもタヌキじゃなくても難しいです。ちゃんと鍛えてないと大きな事故につながります。

ダイビングに興味があって、マリンスイーパーの活動に興味がある人は、ぜひともマリンスイーパーのHPを見てくれ
ダイビングできない人でも簡単にできる環境保護活動はあるはずです。僕らはできることからやりましょう。
ゴミ拾いは環境保護の第一歩
誰でもできる環境保護の代表格であるゴミ拾い。
ゴミ拾いだけなら教えれば幼稚園児でもできます。大人である我らはしっかりと行いましょう。

ゴミ拾いは最低限のマナーだ。ゴミケースだけでもいいから携帯しておこうぜ
ボトムを責めすぎない
そもそも根掛かりをしなければ海のゴミも少なくなります。だったら、ボトムべったりより上を狙えば根掛かりも回避できるはず。
僕もたまにはボトムべったり狙うこともありますが、基本的にボトムより少し上を狙います。アジは底に落ちたエサを拾って食べることはあまりありませんから。(あるにはありますが)
だったら、確実に根掛かりしない層を中心に狙った方が釣果的にも効果的です。
根掛かりしても正しい切り方を覚えよう
仮に根掛かりをしてもちゃんとした対処を覚えておけばルアー回収もできるし、最悪でもラインゴミを最小限にできます。
まず、回収できるのが第一。根掛かりしたとわかったら、すぐにラインを緩めてください。これだけでも取れる可能性がありますから。次にラインを軽く引っ張り、ちょんちょんと軽く揺さぶっていくと、多くはこれで根掛かりが外れます。
問題はその先。それでも外れない場合。もうこれは切るしか方法がなくなるわけですが、ラインの結び目で切れるようにしないと海中に大量のラインが残ってしまいます。
なので、必ず手元で切るのではなく、ラインを引っ張ることでなるべくアイの近くで切ってください。
念のためラインブレイカーを用意しておくといいでしょう。エステルは大体リーダーの結び目で切れてしまいますが、PEはあまりやると怪我しちゃいますからね。

シーバスやジギングもするならラインブレイカーは絶対もっておくべきだな。最悪ロッドエンドやタオルで代用する方法もあるが、たしなみとして一つ持っておこう
まとめ 決して人ごとと思わないこと!
いかがでしたか?
改めて言いますが、マリンスイーパーの皆さんは、僕らの代わりに掃除をしてくれています。
感謝を忘れずに、そして僕らも彼らが活動したかいがあったと思えるように環境保護に努めるようにしましょう。
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