アジングのアワセ方 どうしてもハリが掛らないときの対処法はこれだ!

釣り方・HowTo

アタリは来るのにハリが乗らない。アワセが間に合わない。こうした悩みはどうしても多くなります。アタリが取れるかどうかはアジングの釣果を上げるうえで避けては通れない道です。

しかし僕のように反射神経ゴミレベルでも、しっかりアワセを決めることができるのです。

今回は、アワセのコツをご紹介しましょう。

アジの捕食方法! 吸い込み系捕食は嘘?

アジのアワセをしっかり理解するためには、アジの生態について理解する必要があります。まずは捕食方法から解説しましょう。

アジはプランクトンを吸い込むように捕食するというのが一般的な意見です。ただ、僕の意見としては吸い込むというより「海水ごとエサを飲み込む」のほうが適切な表現と考えています。

アジには人間のように肺がない代わりにエラで呼吸します。エラには肺のように膨らませたり縮ませたりする能力はないため、人間でいうところの吸い込むということは生物学的に不可能なのです。

ただ、これを短文で表現しようとすると「吸い込む」という表現が妥当ということになるわけです。

アタリを感じたら即アワセが基本!

なぜ、前項でアジの捕食方法について詳しく解説したかというと、即アワセの重要性をしっかり理解してほしかったからです。

アジのアタリは前アタリなしで急にきます。その瞬間にショートバイトかハリまで食ってるかはわからないものの、ともかく嚙みついてはいるはず。

「ショートバイトを無視して本アタリを待って掛ける」という意見もあるにはありますが、難しいですし、とにかく違和感を感じたら全部アワせることを考えましょう。ショートバイトを無視することより、アタリがあったら早くアワせることの方が重要です。

アワセは短く手首を動かすだけ!

釣りの番組や動画でよく見るのは、体全体を使ったド迫力のアワセシーン。アジングでも、動画や釣り番組ではアワセを大げさにしているように見えます。

しかし、実際のアジングではもっとコンパクトにアワセを入れます。大アワセに見えるのは、どちらかというとアワセ終わって竿を立てた瞬間の場合がほとんどでです。

動かすのは手首だけ。何なら軽く持ったロッドをぎゅっと握るだけでもOKです。これでも十分かかります。

誰でも簡単にあわせられる! 有名アジンガー家邉克己が提言する神テクニック

ここで34代表の家邊克己さんが提言している方法を引用してご紹介します。掛けの釣りとは少し違いますが、初心者でも簡単にアワセられるし、上手くなってからも重要なテクニックの一つとなりますので、ぜひ最初にマスターしておきましょう。

やり方は簡単、ワームをフォールさせるときに、徐々にロッドを上にあげるだけです。この場合、いちいちアワセを入れる必要性もありません。この徐々にロッドを上げるという行動自体がアワセの行為になるのです。

もしハリが貫通しているか不安なら、アタリがあった後に前述したアワセのやり方を実行して、しっかりハリを掛ければいいだけです。

このテクニックで重要なのは、ハリの鋭さ。ハリの鋭さがなまっていると、上アゴを貫通せず、ハリが掛ったとしても滑って口横に掛かる可能性が高くなってしまいます。

アタリの種類が肝心!

アワセのテクニック事態はここまでですが、今度はハリが乗らない原因を考えてみましょう。

ある程度の感度があるタックルを使っていると、アタリの種類を見極めることができます。アジングでエステルラインが推奨されている理由や、ロッドが重要とされる理由はそのためです。

では、アタリの種類を紹介していきましょう。

「コンッ」は激熱!

一番釣れる確率が高いアタリは「コンッ」もしくは「コツコツ」といった硬い感じのアタリです。これはハリ先に上アゴの硬い部分が当たっているからこんな感触になります。

ここでしっかりアワセを入れることができたら、高確率で釣れます。

「うにょーん」はショートバイト!

アタリが柔らかい感触なら、ショートバイトの可能性が高いです。これはワームのしっぽ、ハリ先以外の場所をくわえているため、ズルズルとワームが口から出て行っていたり、ワーム自体が伸びて柔らかい感触になるわけです。

一応、このショートバイトを無視すると、改めてワームを飲み込む可能性もあるため釣果を上げることができます。しかし、アタリを感じ取った一瞬でどちらのアタリかを判別するのはかなり難しいため、あまり現実的なテクニックではありません。

「ブルブル」は抵抗しているかアジ以外

「ブルブル」と振動を感じたら、アジはワームに違和感を感じ、軽く刺さってしまったハリを外そうとしている状況。もしくはアジ以外、ハゼやサバの可能性があります。

特にサバは抵抗するとき、携帯電話のバイブレーションに例えられるほど振動するため、細かい振動を感じたら大抵サバです。

「ふわっ」というアタリを見つけられたら最強!

ラインが風や自分の意図とは関係なく動いたりゆるんだりするアタリもあります。これはアジが、下から上に食いあげてきた場合に起きやすい現象です。

このアタリをアワせるのは難しいため、このアタリを判別できるようになったら大きく釣果を上げることができるでしょう。

まとめ アタリの種類を判別するためにも、好感度タックルが必須

いかがでしたでしょうか? 今回のポイントは以下の通りです。

・アジは吸い込むというより口を伸ばして海水ごとエサを飲み込む。
・アタリには即アワセが基本。
・アワセは小さくコンパクトに。
・アタリの種類を把握することが大事!

このすべてを解決するために、アジングでは好感度なロッドやエステルラインやPEラインなどの伸びにくく高い感度のラインが求められるわけです。

アワセがうまくなれば、アジングの腕は格段に上がります。ぜひマスターしましょう。

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