アジングはロッドで大きく変わるといわれていますが、その中でも見た目から大きく特徴が変わるのがリールシート。
※厳密にいえばグリップと呼ぶべきかもしれませんが、オリムピックのOP-01などリールシートと表現されることの方が多いので今回はリールシートとして語っていきます。
メーカーオリジナルのものまで出ているため、ロッド選びの一つの基準となっています。
ただ、ぶっちゃけどのリールシートも個性が強すぎて、悩んでしまいますよね。
そこで、今回は各リールシートについてお話しようと思います。
ロッドの個性とも言うべきリールシートの特徴

そもそもリールシートってなに?
リールシートとはロッドのリールを装着する部分のことです。
ロッドを握る部分であるがゆえに、グリップ力や感度にかかわる重要な部分といえます。アジング以外だと大体IPSタイプが多いのですが、アジングの場合、多少グリップ力を犠牲にしても感度を求める傾向にあるため、さまざまなリールシートが採用されているわけです。
これからそのリールシートをざっくり分類わけしたものを紹介していきます。
細かいことを言うと本来はグリップとリールシートは別物ではあるのですが、商品の性質上この記事では同じものとして書いていきます。
また、あくまで「今日紹介したリールシート同士で比べれば」という内容となります。表記上弱点も挙げていきますが微妙な違いであることをご了承ください。
それぞれの特徴
IPSタイプ
まず、一般的なリールシートとして有名なIPSタイプ。

非常にシンプルな形状をしており、グリップとの一体感が生み出す握り心地は、大物相手でも滑らずファイトできる使いやすいリールシートです。
アジングの場合、遠投リグとの相性が非常によく、カーボンリールシート採用のロッドシリーズでも、ロングロッドだけはIPSにしていることが多いです。
弱点としては、重さと感度。どうしてもグリップが大きくなりがちなので重く、ブランクを覆う形になるので、カーボンリールシートよりは感度が悪くなってしまいます。
ただ、前述した通りあくまで比べればの話。そもそもIPSは感度が高いリールシートということでルアーロッドに多く採用されてきたものですので、微妙な差であることだけは重ねて説明しておきます。

ちなみに、僕はIPSのリールシートの方が好きだったりします。フィット感がいいんですよね~
IPSタイプにもコルクとEVAタイプが

IPSタイプにも実は種類があったりします。
ほとんどはEVAというスポンジに似た素材が使われるのですが、高級ロッドにはまれにコルクを使っているものがあります。
EVAに比べればコルクの方が軽く、濡れても滑りにくいため愛用者も多い素材です。
弱点はそのお値段。どうしても高くなっちゃいます。またパテ剥がれや黒ずみが目立ちやすく、お手入れも大事となります。

お手入れかぁ……正直めんどくさいなぁ

手間がかかるほど愛着もわくってもんだぜ
カーボンリールシート

アジングで増えてきているリールシートの代表格が、このカーボンリールシート。

ほぼ棒じゃん!?
そう。肉抜きすることにより、軽量化とともに、ブランクと手の距離を近づけ感度を上げているリールシート。
規格のようなものがあまりなく、メーカーの特徴も大きくでる部分とも言えます。そのため、明確なジャンルはないのですが、あえて分けると「パイプ型」と「オリジナル形状」にわけられると思います。
パイプ系リールシート
有名どころでいうと「がまかつ 宵姫 華弐」などですね。
グリップはほぼないに等しいのですが、案外握りやすく、軽量化、感度に関しては極限まで高まっているといっていいでしょう。

ジグ単用でアジを積極的に狙うスタイルならこいつがおすすめだぜ
オリジナル形状リールシート

うーん。感度という意味ではパイプ系も面白いリールシートだけど、やっぱりグリップ力が心もとないかな?
それなら、メーカーオリジナルのリールシートを採用しているロッドはどうでしょう?
彩夏のようにグリップ力もほしいという人におすすめで、高い感度も相まって非常に使いやすいリールシートとなります。
代表的なのはオリムピック、およびクリアブルーで採用されている「OP-01」ですね。
ジグ単系は感度優先 遠投系はグリップ優先

使い分けるとしたら、どういう風にすればいいのかな?
基本的には、ジグ単中心に使うなら感度を優先してカーボンリールシート。遠投系はしっかり飛ばせるようにグリップ力を優先してIPS系がいいですね。
ただ、この辺は好みもあり、IPSでも手の大きさや形によっては微妙に握りづらいなんてこともあり得るので、一度釣具店で握り比べるといいですよ。
まとめ リールシートの好みを考えるとロッド選びが楽になる!
いかがでしたか?
正解がない分リールシートにこだわれば、一気にロッド選びが楽しくなりますし、釣果にもつながるかもしれません。
あなたのベストロッドを選ぶためにも、リールシートにこだわってみませんか?
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