アジング以外でも超重要! ロッドの角度を工夫しよう

アジングとロッドの角度 雑談・考察

ロッドを立てるか下げるか。これだけでも釣りという世界は変わるものです。

アジングではアタリ感度はもちろん、ファイトについてもけっこう重要です。当然、アジ以外が掛かったときはもちろん、それ以外の釣りでも応用できます。

ではロッドを立てる、あるいは下げる利点とはなんなのか? あくまで僕の意見という形にはなりますが、今回は、ロッドの角度についてお話します。

アクション時のロッド角度

ロッドを立てた場合

アジング、ロッドを立てた場合の影響

基本的にリフト&フォールがメインのアジングではロッドを立てます。なぜならロッドをできるだけ立てた方がラインがハリやすく、アタリ感度が高くなるためです。

美穂
美穂

どのくらい立てたらいいの?

ざっくりいえば、大体ラインとロッドが90度の角度になるくらいが一番感度が高いとされています。一部例外を除いてロッド角度は基本これを意識してみましょう。

ロッドを下げた場合

アジング、ロッドを下げた場合の影響

逆にロッドを下げる主な理由は風の影響です。

風が強く吹いている環境だと、ラインが風に影響を受け過ぎてアタリが取りづらくなったり、アクションにも影響が及んでしまいます。

アングラーによってはほんの少しでも風の影響を受けないように、穂先を水につける人もいるくらいです。まぁ僕は穂先の目感度が悪くなるし、穂先が潮に流されることによる紛らわしさとかが気になるのであまりしませんがね。

ロッドは立てた方がいいの? 下げた方がいいの?

楓

ラインって張ってないとアタリが取りづらいんだよね? だったら風に流されたらまったくアタリが取れないってことになって、立てるよりロッドは下げた方がよくない?

だいふく
だいふく

糸電話をイメージしてもらうとわかりやすいかな? 意図的に緩めると声が伝わらないが、風で飛ばされるだけなら多少は声が伝わるだろ? 要するに風に流されすぎ、緩めすぎがダメなんであって、多少なら風に流されてもアタリは伝わるんだ。

問題は、その多少をどのくらい許容するかです。実際にはジグヘッドの重さなども影響するため、現場の状況によって変わってきますが、僕はある程度ラインが大きな弧を描き始めたら寝かせるようにしています。

美穂
美穂

でもロッドを寝かせるとロッドとラインの角度が90度にならないんじゃ……

僕はロッドを下げる場合は左右どちらかに向けて、ロッドとラインと角度90度を保つように気を付けています。まぁ、感度でいえばロッドを立てるよりは悪くなるのですが、これでも十分アタリを拾えますよ。

風によるアクションの違いも考えよう

風にラインが流されると、影響される問題はほかにもあります。

例えば、風と潮の流れが真逆だった場合。基本的に潮に流れるように誘うアジングの場合、潮に抵抗する動きは違和感になる可能性があるのですが、ラインが風に流されているということは、引いたときに動く方向が変わるということ。

アジング、風による影響。

基本的にルアーはラインに沿うように動きます。ラインが右に流れていれば右側にカーブを描き、左なら左に。風に流されるということはラインの方向が風に沿うように流れるため、当然その方向に動きます。ロッドを逆に振っても、結局ルアーを引っ張ってるのはラインなので、あくまでルアーが動く方向はラインに依存します。

潮と同調させるために動かしているのに、真反対に動くというのは問題です。同じ流されるなら潮に流された方がマシというもの。

特にタダ巻きの場合はこの影響が顕著です。なので、基本タダ巻きの場合はロッドを寝かせて、ラインとロッドを一直線にするのがセオリーです。この時は原則として、ラインとロッドが90度にするよりは、ルアーのある方向にロッドを向けます。

美穂
美穂

え? それだと感度が悪くなるんじゃない?

だいふく
だいふく

そうだな。しかしタダ巻きの場合は常に巻いているわけだから、その分ラインがしっかり張られている上に、基本巻きアワセになるからアタリが取れなくても掛かることが多いんだ

逆に変に流されたくない。つまりトレースコースを調整したいときは、トレースしたい方向にロッドを向けます。アジングでもベイトフィッシュパターンの場合は使えますので是非覚えておきましょう。

また、ロッドの角度を変えるということは、沈みやすさにも影響します。

フリーフォール時の場合は当然ロッドを寝かさないとガイドを擦る摩擦でラインが出にくくなるし、穂先の高さが変わるため、テンションフォール時にも影響してきます。

ファイト時のロッド角度

アジングでもファイト時のロッド捌きは重要です。特にバラシが多い人は注意してみましょう。

美穂
美穂

なんで? アジなんて大した引きじゃないんだから思いっきり引っ張っちゃえばいいじゃん

だいふく
だいふく

アジの口の横は薄い膜になっていて簡単に口切れする。だから張り過ぎず緩めすぎないファイトが大切だったりする。動画とかで見てると掛かってからゴリ巻きで釣りあげているように見えるがな

まぁ口切れ関連に関しては基本ドラグで調整するわけですが、竿捌きも気にしておけばさらに有利にファイトできます。特に相手が大物だと、ラインが細い分、竿の弾力でよせないとすぐラインブレイクするので、さらに竿捌きが重要となります。

実際にはファイト中のロッド角度はどのくらいがいいの?

じゃあ、ロッドの角度がどのくらいだと竿のしなりが一番活かせるのか。というとこれまた大体90度といわれています。

竿を立てすぎると、ロッドへの負担がかかりすぎるし、寝かせると前述した通りラインへの負担が大きくなってしまいます。

アジングのロッドは細い分折れやすくもあるので、付加のバランスを考えるのが大事です。特に、不意な大物への対応では重要です。

また、魚が横に引いてきたときは、その反対にロッドを倒すことが基本です。この際もロッドとラインの角度を90度になるように意識してみましょう。

まとめ ちょっとしたことでも釣果は変わる

いかがでしたか?

ロッド角度はちょっとしたことのように見えますが、結構釣果を分ける大事な要素です。

ぜひこの機会にこだわってみませんか?

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