超ハイシーズン! 秋アジングの釣果を伸ばすには?

雑談・考察

秋と言えばアジング。春や夏に起きる急激な倦怠期もなく、冬のように活性が低いシビアな環境でもなく、いつでも釣れるというのが嬉しいところです。

楓

……ってよく聞くけど、釣れないんだよね……何が悪いのかな?

というお悩みもあるはず。その気持ち、すごくわかります! 僕もそうでしたから。

では、秋アジングで釣果を伸ばすコツをご紹介しましょう。

秋アジングは1に基本2に基本!

秋はとにかく基本を磨くが吉。慣れてきたのなら話は別ですが、変にリアクションの釣りやフロートなどの遠投リグを意識すると釣れるものも釣れません。

というのも、リアクションやフロートなどの遠投リグは使うタイミングというものがあるのです。そのタイミングを知らず、下手に狙うと逆に失敗します。

なので、慣れて釣れ始めるまではとにかく基本だけを意識してみましょう。

だいふく
だいふく

他の季節も基本は大事だが、秋はシビアになる季節的要因がない分、基礎が固まってないと釣果が伸びない。

例えば冬は活性が低い分、遠投リグやリアクションの釣りが刺さることがあるし、春は産後個体が多い時期はスローアクションしか釣れない時期もある。そうなるとビギナーズラックが発生しやすい。

そう言ったマイナスの要因がないってことを裏返すと、いかに釣れる王道アクションを身に着けているかで、うまい下手が分かれることとなり、より如実に実力差が現れる季節とも言えるんだ。

楓

そういや、お父さんが親方にアジング勝負で勝ったのも冬だったよね

だいぶく
だいぶく

あ、あれはたまたまだ! 群れが完全に剛の所に寄っていて、こっちからじゃ攻められなかったんだ!

ただ、運の要素がまったくないわけではありません。ボウズを食らった時はあまり気負わず考えてみましょう。

アタリがないならまずはランガン!

いくら「運の要素もある」とはいえ、群れを探さず動かないなら釣果があがるわけがありません。

ルアーフィッシングは足で釣果を稼ぐ釣りです。特に最初のうちはその釣り場のどこにアジがよくいるかの予測がつきません。

数投してアタリがないならテンポよく移動。「もしかしたらもっと深場にいるかも」「ワームやジグヘッドを変えれば釣れるかも」と考える気持ちもよくわかりますが、最初のうちはとにかくランガン。これにつきます。

ランガンにおすすめのワームは?

美穂
美穂

……って言っても、ランガンでどんなワームやジグヘッドを使えばいいかわかんないよぉ

確かにそういう疑問もあるでしょうね。では、僕なりにお答えします。

ジグヘッド選び

ジグヘッドは実際に投げてワームを操作した時にジグヘッドの重みを感じられるギリギリの重さとなります。それを把握するために、まずは1gのジグヘッドをなげ、ロッド操作をした時にどのくらい指に感触が伝わるかを試してみましょう。

最初のうちは「どのくらいでジグヘッドの感触が伝わりづらくなるか」がわからないと思うので、スナップをつけておくといいですよ。

慣れてくれば経験から潮流の速さから大体何グラムくらいが良さそうかわかるようになってきますので、それを元にジグヘッドを選択してみましょう。

ワーム選び

ワームの形状はリブの多いピンテールタイプを選びましょう。パドルテールやリブの少ないストレート形状は、ファーストルアーにはちょっと不向きです。

ただし、アクアウェーブのマッスルバグのようにリブが多すぎるというのもよくはありません。波動が強くなって広範囲に責められるという利点は確かにありますが、潮かみがよすぎて流されすぎたり、スローフォール過ぎてテンポが悪くなるケースがあります。

同じアクアウェーブなら、スーパージャコのようなベーシックなタイプが一番。慣れきてから、目的を持って「マッスルバグでランガン」というのは問題ありませんんが、いきなりはおすすめしません。

次にカラーですが、とにかく目立つ色がオススメです。ラメはもちろん、ワームの色もクリアよりはクリアピンクなどの色ありがベターです。

ただ透明度のない、いわゆるソリッド系は目立つけどオススメからは外れます。あれはイソメパターンやベイトフィッシュパターンでシルエットをはっきりさせたい時に有効であって、基本アミパターンの多いアジングのランガンでは、「イソメでよく釣れる」などの地域情報がない限りは避けるべきです。

アクションはちょっと控え目に

アジングの基本アクションはリフト&フォール。当然秋アジングでも同じことが言えます。

アジングの基本はアミなどのプランクトンパターン。そのため、他のルアーフィッシングより動かさないことがコツとなります。

特に春よりは小型の個体が多い秋は、特に意識しましょう。

美穂
美穂

なんで小型のアジだとプランクトンパターンが多いの?

だいふく
だいふく

アジは基本的に大型になればなるほど魚食性が高くなる。特にオカッパリから狙えるサイズは10〜30cm程度。このくらいだと多くがプランクトンを捕食してるんだ。

楓

じゃあイソメパターンは? イソメパターンだと狙い方って違うんじゃないの?

だいふく
だいふく

確かにイソメパターンだと使うワームや狙い方に違いが生じるが、アクションについてはどちらも遊泳力がないから特筆すべき違いはないんだ。

……まぁ、イソメパターンメインの場所でアミカラーのワームが全然ヒットしないってわけでもないから投げてみないとわからないがな

そうですね。実際にイソメを使ったウキ釣りも、基本は潮に流すだけですし、シーバスのバチパターンでもドリフトの釣りがメインです。アジングでももちろん同じとなります。

デイよりはナイトゲームか朝

アジングは基本的にはナイトゲーム、もしくはまづめの釣りです。この基本自体はどんな季節でも変わりません。

が、秋アジングでどのタイミングかを強いて上げるのであれば、デイや夕まづめより、ナイト、もしくは朝まづめです。特に近年はそのケースが顕著ですね。

理由はおそらく地球温暖化の影響。これにより海水温が上昇したことはよくニュースに上がっていますが、つまりはアジングも少し考え方をシフトする必要があります。

特に秋序盤は夕まづめだと、まだ表層の海水温が高く、海水温が安定している深場に潜っているケースが考えられます。この場合、釣れる時間帯はアジが近づきづらい夕方より、夜~深夜の可能性が高くなるのです。夕方は天敵も多いですしね。

まづめを狙いたいなら夕方よりは朝です。朝なら海水温は夜の時間外で下がり、朝の食事時にはアジも接岸してきます。

楓

あれ? でもさ、夕まづめで天敵が多いなら、朝まづめも多いんじゃないの?

だいぶく
だいぶく

まぁ、それはそうなんだが、アジだって天敵がいるからって何も食わないわけにもいかないだろう。夕まづめは夜にズラせば食事ができるものの、朝のタイミングはズラしてしまうと、アミが少なく大型青物が活発に動く昼だ。だったら、朝に食べるのが道理だろう。

まぁ、実際にそのくらい考えてるかどうかは不明ですが、アジにだって、食欲はもちろん防衛本能も存在します。だったら、活動時間が本能的にいつがいいかわかっている可能性が高いと考えるのが自然ですし、実際釣果を調べると大体朝まづめか夜です。

ただし、デイや夕まづめが釣れないというわけでもありません。あくまでどちらかと言えばという話ですので、その点はご理解ください。

ワームローテーションはテンポよく

人は成長すると知識を身に付けます。動物も、魚も然り。知識を得たアジは、警戒心を身に付けます。スレ……とまではいかないものの、生まれたばかりの個体が多い夏よりは、秋の方がアタリは少なくなります。

なので、今度は警戒心を解くための戦術が必要となります。

アジングの場合、リアクションバイト以外の警戒心を解く方法は主に三つあります。

・ワームの透明度を上げる。
・ラメなどの目立つ装飾を避ける。
・スローフォールさせる。

このうち、やっちゃいけないのは三つ同時にいきなり行う事。

いきなり全部やって、仮に釣れたとしても「どれが原因で釣れなかったのか」という根本的な問題が分からないからです。そうなってしまうと、次に似たような状況に立たされても、極端な作戦しか立てることしかできず、釣果を伸ばすことはできないでしょう。

どれから試すかは経験で予想していくしかありませんが、僕の場合は項目の上から順番に試します。もちろん、これが絶対ではありませんので、自分なりの釣り方を探してみましょう。

まとめ 基本をマスターすればするほど釣れる季節が秋

いかがでしたか?

ここまで色々語ってきましたが、結局全部まとめれば基本的なお話となり、今回はそれらをかみ砕いて説明しただけです。それだけ秋は基本がすべてなのです。

逆にいえば、秋をマスターした技術は、季節関係なく使えるという事でもあります。ぜひ秋シーズン釣りまくって、アジングを楽しみ抜いてください。

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