アジング初心者あるあるの疑問を解決「ロッド番手ってなに?」選び方も解説!

初心者向け
美穂
美穂

おこづかいもらったから、新しいロッド買っちゃおうかなぁーー! ……ってあれ?

楓

どうしたの? 美穂

美穂
美穂

ロッド選んでたんだけど……この二つ同じものに見えるんだけど……

楓

ああ、それはロッドの番手が違うんだよ

お、珍しく楓が答えてくれてますね。いいですよ。正解です。

美穂
美穂

ばんて……ってなに?

楓

へっ!? え、えっと……そのー……うーんロッドの種類っていうかなんていうか……

……どうやら詳しい説明は難しいようですね。では、ロッドの番手とはなにかアジングでの番手の選び方についてシマノ、ダイワの番手を例にして解説します。

別のメーカーや他の釣種でも、基本的な番手の見方は一緒なので、ぜひ参考にしてくださいね。

番手はロッドのセッティング

ロッドの素材や技術の違いで値段が分かれるのは、皆さんもご存知の通りでしょう。

ただ、同じロッドでもロッドの長さ穂先のセッティング竿の硬さが違うものがあります。これをわかりやすく記号化したのが番手なのです。

楓

そ、そう! それが言いたかったのよ!

だいぶく
だいぶく

やれやれ……

番手はリグによって使い分けよう

美穂
美穂

ロッドの長さとかが違うのはわかったけどさ。どうしてこんなに種類があるの? どうやって使い分けたらいいの?

同じロッドでも種類がたくさん。「月下美人 アジングがいいよ!」とオススメされてもビギナーにはどの番手かわからないのですから、確かにハードルになりがち。どうしてこんなに種類を分けるのでしょう?

主な理由としては、使う仕掛けの重さの違いに幅があるせいで、一つの番手だと著しく操作しにくいケースがあるため。ジグ単で1g。フロートだと7g程度。単純計算7倍ですので、そりゃ操作感に違いが発生します。

もしくは人の好みに合わせたロッドを手に取ってもらうためという理由があります。

そのため番手を複数出す必要があるのです。

美穂
美穂

ってことは……ま、まさか一種類のロッドで全てのリグを使おうと思ったら、ロッドの番手全部買わなきゃいけないってこと!? 多いのだと10種類くらいあるんだけど……こ、これを全部買うの!?

だいぶく
だいぶく

ま、待て待て。さすがに全部買う必要はない。ビギナーは一種類で十分だ。上級者でもアジングなら多くて3本ってとこだ。それ以上は、持っててもあまり意味がねぇよ

そうですね。僕もメインで使うのは2本。多くても3本です。状況によっては持っていくだけ無駄なので1本だけって時もあります。

美穂
美穂

上手い人でも3本かぁ……それならまぁ納得。でも、どうやって使い分けるの?

アジングの場合 ロッドの長さをみよう!

アジングの場合、ロッドの使い分けは長さだけみれば十分です。その辺は他のルアーフィッシングより簡単です。

たとえばブラックバスの場合は使うルアーの数がべらぼうに多いので、それぞれに適したロッドとなるとロッドの柔らかさなども複雑に影響してくるのでちょっと厄介ですが、アジングは、基本ロッドの柔らかさはほぼ同じ。穂先については好みで選ぶ人がほとんどで、二つ持って使い分けることはまずありません。

アジングロッドの長さはざっくり分けると3種類に分かれます

・ショートロッド(〜5ft台)
・標準サイズ(6ft台)
・ロングロッド(7ft以上)

だいふく
だいふく

このサイトではあまり使わないようにしているが、ロッドなどの長さのことをレングスという。メーカーサイトではそっちを使うことが多いから、覚えておくといい。

ジグ単専用のショートロッド

ショートロッドは主にジグ単で短距離を探る場合に使います。

竿が短い分、穂先から伝わるアタリが手元に届きやすいことが最大の利点です。

また、ショートロッドは軽量リグを投げやすいという利点もあるため、1g以下のジグヘッドを使う場合に非常に役立ちます。この利点から、近年では標準サイズに代わり主力として扱われることもあります。

事実先日発売されたシマノの「24 ソアレ リミテッド」はロングロッドをメバリング向け、5’8″ftと6’4″ftをアジング向けとしており、アジングのシェアが徐々にショートロッドに変化していってることがうかがえます。

ジグ単からプラグまでオールマイティに 標準サイズ

美穂
美穂

じゃあ標準サイズって、今はあまり使われないの?

そんなこともありません。ジグ単でも標準サイズの方がいいという状況があります。

それは、ジグ単で遠投したい場合。確かに軽量リグとショートロッドは相性がよく、投げやすいという利点があります。ただし、原則ロッドが長ければ長いほど遠心力を加えやすく、遠投に有利というポイントもあるのです。

ただし1gアンダーの場合はそもそも飛距離が出ませんし、多少ロッドが長くても大した差ではありませんが、これが1~2gだとそれなりに違いが出ます。

また、これがプラグや10g以下の遠投リグとなると、投げやすさや飛距離に違いが出てきます。その為、非常にオールマイティに使えるのが6ft台という事になります。

楓

……さっき投げてみたんだけど、そんなに変わらないような……

だいぶく
だいぶく

いやいや、ワームが風に流されてるから飛距離が出ないんだろ。いくら飛距離に違いが出るからって基本ができていないと変わらないぜ

それに、あくまで理論上は飛距離が出るというお話になります。多少の長さの違いならショートロッドの方が取り回しがよく、力が入りやすいってケースもあります。

僕の場合は、以下のような状況で標準サイズを使いますね。

・風が強く、タングステンジグヘッドメインで釣りをしたい場合
・初場所や天候が荒れているなどの理由から、潮の状況が読めない場合
・多くの荷物が持ち運べず、ロッド一本しか持っていけない場合

だいふく
だいふく

確かに今のアジングシーンだと軽量ジグヘッドメインの運用になるから、ショートロッド主体の釣りになりがちだが、それでも使い勝手や対応できる状況の多さなら標準サイズがベストだ

楓

一長一短って奴だね!

遠投リグ特化 ロングロッド

アジングロッドの中でも使用用途が限定的だけど、一本は持っておきたいロッドが、7ft台のロングロッド。

フロートリグやキャロライナリグ、一部プラグやメタルジグなどに特化しており、とにかくルアーをぶっ飛ばしたいという飛距離信者には特にオススメです。実際かっ飛ばすと脳汁出るほど気持ちいいです。

特化というだけあってジグ単には不向きですが、使いどころさえわかればかなり釣果を伸ばせるロッドですね。条件によっては、川などの狭い場所でも活躍の場があります。

楓

ショートロッドって感度が売りだったよね? ロングロッドでアタリがわかるの?

だいふく
だいふく

案外わかるもんだぜ。ただし、きちんと基本ができていることが前提だ

ソリッドティップ、チューブラーティップってなに?

竿の先端のことをティップ(穂先)といいます。このティップには二種類存在します。

それが、ソリッドティップチューブラーティップです。

その違いは穂先の中身が詰まっている空洞になっているかの違いです。

穂先に中身が詰まっているソリッドティップは、曲がりがスムーズでアタリをはじきにくいことが利点。

チューブラーティップは中身が空洞なので反響感度が高く。手元にはっきりとコンッという感覚が届いてくれます。

だいふく
だいふく

メーカーによってはソリッドティップでも感度が高いように素材を吟味したうえでセッティングしているところもあるな。オリムピック、コルトシリーズのハードソリッドティップなんかがいい例だ

美穂
美穂

うーん。どっちにも利点がありそうだなぁ……初心者はどっちを買えばいいの?

だいふく
だいふく

穂先で迷ったらソリッドティップだな。確かに反響感度の高さは大きな利点だが、結局は実力がものをいう。だったら、バラしにくいソリッドの方が初心者にはメリットが大きいぜ。

逆に、チューブラーを選ぶ人は自分から掛けに行く、ストイックな釣りが好きな人が選ぶ傾向にありますね。あくまでどっちがいいというわけでもないので、ティップ選びはアジンガーの好みが大きく出る場所といえるでしょう。

最強の穂先 チタンティップとは?

穂先の中でも一線を画すのがチタンティップ。その売りは圧倒的な反響感度となります。

さらに、強度と柔軟性を併せ持っているので、ソリッド、チューブラーのような明確な弱点がない、まさに究極の穂先セッティング!

……と、利点を上げれば最高なのですが、チタンという金属の特性上、低気温だと癖がつきやすかったり、若干ではありますが重量が増えてしまうというデメリットも実は存在します。

チタンティップの場合、番手ではTS、もしくはソリッドと同じSと表記されています。

だいふく
だいふく

こだわる人は、冬以外をチタンティップという風に使い分けるぜ

グリップにもこだわろう!

番手とは少し話がズレますが、グリップもアジングロッドを選ぶ上で大切な要素です。

アジングの場合、大きく分けると二種類のグリップがあります。

一つ目はEVAやコルク素材を利用した標準的なタイプ。誰にでもしっくりくる握り心地で、安定したキャストができます。

二つ目はグリップが肉抜きされて内側のブランクス(ロッドの基部)が露出しているタイプ。ブランクスを直接触って握る形となるため感度が高いという利点があります。最近はこのタイプがどんどん増えていますね。

楓

感度を高めるためにグリップにもこだわる……アジングならではだね

だいふく
だいふく

そうだな。ここまで感度にこだわった釣り竿のジャンルもなかなかないと思うぜ

アジングロッド意外を選ぶ場合は注意 ロッドの硬さ

さて、アジングロッドを選ぶ場合はあまり気にしなくてもいいものの、番手という意味では大事なポイントとなるのが、ロッドの硬さです。

・UL(ウルトラライト)
・L(ライト)
・ML(ミディアムライト)
・M(ミディアム)
・MH(ミディアムヘビー)
・H(ヘビー)
・XH(エクストラヘビー)

上の一覧は、下に行くほど硬くなります。このうちアジングで使うものはUL~Lとなります。一応アジングロッドの中にもML以上の硬さの種類があるのですが、例外と考えていいでしょう。

アジングロッドの場合、ほとんどUL~Lとなっていますが、例外的にアジングロッドの中にもML以上の硬さの種類があります。基本的に初心者はUL一択と思って大丈夫です。

まとめ だから複数本ロッドが欲しくなる

いかがでしたか?

細かいことまで説明していったため、ちょっと長くなりましたが、アジングロッドから番手を選ぶ場合は、最初のうちは長さだけで選んでしまって問題ないです。

好みやこだわりが生まれてから穂先などの別のセッティングにもこだわってみましょう。

美穂
美穂

うぅ~~でも全部気になる! 全部使ってみたい!

だいぶく
だいぶく

……こうして釣り人の竿は増えていくんだ。やれやれ

人間の欲望は尽きないものですね……僕が言えた話じゃないですが。複数の種類ロッドを買って全部使うのもいいですが、買いすぎてしまったら、買い取ってもらうといいでしょう。

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