小型ワームを使うアジングにおいてジグヘッドは切っても切り離せない存在。ノーシンカーフックも使わない訳ではないですが、どうしても一部のリグで使う程度に収まリ、しかも出番は圧倒的に少ない。
ジグ単に始まり、ジグ単に終わるのがアジング。それだけに釣果を左右するジグヘッド選びは非常に重要な要素となります。
ではここでジグヘッドおすすめランキングをご紹介しましょう!
ジグヘッドの選び方

ところでジグヘッドってどうやって選ぶの?
では、ここでジグヘッド選びのポイントを簡単に解説します。詳しくは以下のページで解説していますので、じっくり読みたい人は参考にしてください。
ジグヘッドの重さ
ジグヘッド重さについては、1g前後を基準として「水中でジグヘッドの重さを感じられる限界の軽さを選ぶ」といったところでしょうか?
それにプラスして、潮に流されにくいか? 風で飛距離が悪くなりすぎないか? などを考慮して重量を選びます。

でもジグヘッドの重さは同じ商品で違う重さがあるんだから、商品選びという観点からは違うんじゃない?

まぁ大まかに言うとな。だが商品によっては存在しない重さもあるから、まったく関係しない訳ではないぜ
ジグヘッドの形状と素材
ジグヘッド形状には大量の種類があり、個性がはっきり現れる場所です。それぞれの特徴はメーカーHPを見た方がわかりやすいですが、おおまかな違いで分けるとラウンド型、バレット型、矢じり型の三種類に分けられます。
その中でも癖がないものが丸型のラウンド形状。潮の影響を受けづらく動きが破綻しづらいので、僕が一番よく使っているのもラウンド形状です。
一方バレット型はスイミングが安定しやすいのが売り。ベイトフィッシュパターンにハマりやすく、ドリフトもさせやすい安定の性能です。
矢じり型は主にダートさせたい時に使います。テンポよくさびくと左右に振られながら大きくアピールするため、リアクションバイトを狙いたいときにも有効です。
……と、ここまで語ってきましたが、ぶっちゃけ大量のメーカーがこぞって開発するもんだから、もうジャンル分けなんて無理に決まってんだろバーカって状況です。ラウンドでも水噛みいいカップ形状とか、樹脂も使ってスローフォールさせたりとか……極め付けがクリアブルーですよ! サイコロってなんですかサイコロって!? よく釣れますけども唯一無二すぎて解説しようとするとめっちゃ悩むんですよ! まったく! いつもお世話になってます!!
という訳で、語ろうと思ってもなかなか難しい昨今な訳ですよ。

まぁ、変化の乏しいエサ釣りでも、そのあたりは難しいですからね……

同じどんぐり形状のウキでも微妙な違いがあったりするしな
ハリの大きさと形状
もう一つジグヘッドを選ぶ要素として、ハリの大きさと形状があります。
基本的にはアジのサイズによってハリの大きさを変えるのですが、他にもリフト&フォールはシャンクが短めの方がいいとか、ただ巻きは逆にシャンク長めの方がいいなどのポイントがあります。
また、ゲイプにはオープンゲイプ、クローズドゲイプとハリの向きによって分けられていますが、アジングの場合はオープンゲイプが多めです。
オープンゲイプは初期掛かりがよく、軽くアワせるだけでもかなりしっかりフッキングしてくれます。その代わりファイト中にバレやすいというデメリットもあります。
一方クローズドゲイプは一度かかるとフックアウトしづらいという特徴があります。また、物によってはオープンゲイプはハリが開いている分、口に入りにくい場合があります。
鉛部門
鉛タイプのジグヘッドはアジングの基本です。
タングステンよりスローフォールさせやすく、何よりコスパ最強。食わせやすさでは間違いなくタングステンの上をいきます。
最初にそろえるべきは確実に鉛のジグヘッドと断言できるでしょう。
1位 ティクト アジスタ!
僕が一番愛用しているのが、このジグヘッド。
一番シンプルで潮の影響を受けづらいシンカー形状。魚に違和感を与えづらい金バリ。使い所が多く、平均的な分その後の使い分けや自分にとってベストのジグヘッドも見つけやすい。最初のジグヘッドとしてここまで適したものはないと思えるほどです。
まぁ、僕個人の理由としてはこのブログを作るにあたり、一番平均的でクセのないアイテムで挑みたいという理由もありますが、優秀なアイテムであることに変わりありません。特に初心者でまだよくわからない人には、アジスタが一番おすすめです。
重さの種類 | 全11種類 |
ハリの種類 | SS,S,M |
入り数 | 5個 |
重さ | 0.2,0.4,0.6,0.8,1,1.3,1.5,1.75,2,2.5,3g |
参考価格 | 418円 |
一個あたりの価格 | 84円 |
2位 34 ストリームヘッド
オリジナルショートシャンクフックにより、ワームの可動域が増え、食わせやすい演出を作ることができる文句なしの名ジグヘッドです。
リフト&フォールとの相性が高く、潮の流れに素直にドリフトしてくれるので、めちゃくちゃ使いやすいです。
アイが小さいところは少し難点ですが、その代わり操作感が高く、思い通りに動いてくれます。僕のお気に入りジグヘッドの一つです。
重さの種類 | 全7種類 |
ハリの種類 | 1種類 |
入り数 | 5個 |
重さ | 0.3,0.5,0.8,1,1.3,1.5,1.8g |
参考価格 | 473円 |
一個あたりの価格 | 118円 |
3位 ダイワ 月下美人アジングジグヘッド
大きな目玉が特徴のジグヘッドです。
前述した通り、基本的にシンカー部分は違和感の原因の一つです。しかし、ハードルアーと同じく目玉をつけたことにより、小魚を演出することができるわけですから、ダイワらしいオリジナリティに溢れた素晴らしい発想です。
ベイトフィッシュパターンに強いのはもちろんですが、低重心でさまざまなパターンでも使えるジグヘッドです。コスパがやや悪いのが難点ですが、独自性と違和感の少なさでは満点です。
重さの種類 | 全7種類 |
ハリの種類 | #8,#10,#12 |
入り数 | 4個 |
重さ | 0.5,0.8,1,1.3,1.5,2,2.5g |
参考価格 | 473円 |
一個あたりの価格 | 118円 |
4位 ミザール ターンズヘッド
ミザールが誇る超強力なジグヘッド。
最大の特徴はフック形状、刺さりやすさ特化のオープンゲイプとバラしにくいクローズドゲイプを見事に融合させています。
弱点としては、コスパの悪さと一番軽いジグヘッドが0.7gだということ。ミザールの発起人たる中村 剛士さんの考え方から照らし合わせれば非常に合理的なのですが、僕は0.5g以下も使い所があると思ってますので、同じことを思っている人にとっては弱点になってしまうでしょうね。
重さの種類 | 全5種類 |
ハリの種類 | S,M |
入り数 | 5個 |
重さ | 0.7,1.3,1.6,1,2g |
参考価格 | 639~869円 |
一個あたりの価格 | 128~174円 |
5位 がまかつ 宵姫 AJカスタム
がまかつの真骨頂はハリ。それだけに刺さりの信頼度では一番といってもいいでしょう。
その刺さりを保証するナノアルファコーティング。吸い込みやすく、吐き出しにくいコンパクトなシルエットがありがたいですね。
これといった弱点のないラインナップとコスパ。ですが、それゆえになにかに特化したジグヘッドには役を奪われがちというのが個人的な意見です。
重さの種類 | 全11種類 |
ハリの種類 | #4 |
入り数 | 4個 |
重さ | 0.2,0.4,0.6,0.8,1,1.2,1.5,1.8,2.2,2.6,3g |
参考価格 | 357円 |
一個あたりの価格 | 89円 |
6位 クリアブルー サイコロヘッドSOKU
フリーフォールとテンションフォールで特徴が変わる計算され尽くしたサイコロ形状が特徴なサイコロヘッドシリーズ。
サイコロヘッドは状況によって使い分けしやすいハリ形状で商品を分けているのですが、その中でも使いやすいと思えるのがSOKUでしょう。0.51mmという細いハリでブッ刺さりやすいという特徴からも、あらゆる状況で使えることがわかるでしょう。
注目度も高く、イベントの多さからファンも集めているクリアブルーの主力となる逸品です。問題があるとすれば、ややコスパが悪いところでしょうか?
重さの種類 | 全7種類 |
ハリの種類 | 1種類 |
入り数 | 5個 |
重さ | 0.3,0.5,0.8,1,1.3,1.5,1.8g |
参考価格 | 451円 |
一個あたりの価格 | 90円 |
7位 オーナー アジ弾丸
この商品のいいところは、とにかくワームがズレにくいところ。スレッドキーパーがついている上にフトコロ形状がズレにくいように設計されています。
また、シンカーの形状がフラットでつまみやすく、また横からの水流を素直に受けてくれるため、ドリフトさせやすいのも利点。また、一回きりの裏技的なやり方ですが、シンカーの先端を折ることができるので、重量調整をジグヘッドを変更せずに行うことができます。
弱点は、スレッドキーパーは好みが分かれる点。多少なりともワームにダメージが入るので消耗が激しいんですよね。まぁ、アジ弾丸はダメージといってもかなり軽減されている方なので、マシなのですが……。
重さの種類 | 全8種類 |
ハリの種類 | #5,#6,#7,#8 |
入り数 | 5個 |
重さ | 0.6,0.8,1,1.2,1.5,1.8,2.3,3g |
参考価格 | 495円 |
一個あたりの価格 | 99円 |
8位 シマノ ソアレジグヘッド カケガミ
独自性ならこれがおすすめ! 初めてみた時は正気を疑いましたよ。
ただ、フッキング率はこれ以上のものはないかもしれません。ほぼメタルジグなフックシステムのそれは、通常のメタルジグのようにアタリを弾く前にしっかり初期掛かりしてくれます。
問題はあらゆる意味でコスパが悪いこと。一個あたりの単価が330円程度とタングステン以上のお値段。また形状の問題によりワームキーパー必須なため、つけて外したらまずボロッボロになります。ただその独自性はコスパ度外視しても購入する価値ありです。
重さの種類 | 全6種類 |
ハリの種類 | 1種類(#6と#7が一つずつ) |
入り数 | 2個 |
重さ | 0.6,0.8,1,1.3,1.6,1.8g |
参考価格 | 660円 |
一個あたりの価格 | 330円 |
9位 ジャッカル スイスイ スイムジグヘッド
ジャッカルの最強コスパジグヘッド。
お得パックで単価66円とかいうクソほど安いアイテム! 性能面でもスイム性能が高く、ただ巻きでもカーブフォールでも使いやすいのが利点です。また、ワームがズレにくいフック形状もGOOD!
弱点という訳ではないのですが、スイム型なので水噛みがやや悪いのがたまにキズですね。リブの深いワームと組み合わせるか、他のジグヘッドとの使い分けが大切になってきます。
重さの種類 | 全8種類 |
ハリの種類 | 1種類 |
入り数 | 5~15個 |
重さ | 0.4,0.6,0.8,1.2,1.5,1.8,2.1g |
参考価格 | 440~990円 |
一個あたりの価格 | 66~88円 |
10位 ダイワ SWライトジグヘッド SS 極み
低重心ラウンド形状と、水噛みのいいポッパーのようなカップ形状が特徴的なジグヘッド。
金粉黒色というなかなか面白いカラー。ほんの少しでも違和感を与えないような工夫はダイワならではといったところでしょうか? サクサスによる刺さりのよさにも注目です。
問題点は単価がちょっとお高め。まぁその代わり塗装やコーティングに力を入れてくれたと考えれば、十分納得の値段でしょう。
重さの種類 | 全4種類 |
ハリの種類 | #12,#14 |
入り数 | 4個 |
重さ | 0.3,0.6,0.9,1.2g |
参考価格 | 572円 |
一個あたりの価格 | 143円 |
タングステン部門
タングステンは飛距離と感度が持ち味。
比重が小さい分風の影響を受けづらく、沈みやすいからラインを張りやすく感度が確保しやすいのです。
また、オモリ部分はエサとして魚が違和感を感じる部分です。実際にエサ釣りではハリの金属感を少しでも紛らわす工夫が施されています。そのオモリ部分が小さくなるので少しでも違和感を少なくすることが可能です。
1位 ダイワ 月下美人アジングジグヘッドTG
個人的に一番おすすめしたいのが、この月下美人アジングジグヘッドTG。
タングステンと相性のいいラウンド形状に、潮受けカップによるレンジキープ能力が高く、引き抵抗がしっかり感じ取れるので使い勝手がめちゃくちゃ優秀です。
重さの種類 | 全7種類 |
ハリの種類 | #8,#10,#12 |
入り数 | 3個 |
重さ | 0.5,0.75,1,1.5,2,2.5,3g |
参考価格 | 506~814円 |
一個あたりの価格 | 169~271円 |
2位 ティクト アジスタTG
1位と同じくクセのないラウンド形状が魅力のアジスタTG。シンプルな形状ゆえに非常に使いやすいのがメリットです。
ハイカーボンフックで刺さりもよく長持ち。フックカラーも通常版の金からプラチナカラーに変更されています。オープンゲイプのショートシャンクで掛かりもよく、無駄がない一品です。球型ゆえにドリフトとはやや相性が悪いのですが、その分急流エリアでの活躍が期待できます。
平均的で使いやすいタングステンで、初めてのTGジグヘッドとしてはかなりおすすめです。
重さの種類 | 全9種類 |
ハリの種類 | S,MH |
入り数 | 3個 |
重さ | 1,1.3,1.5,1.75,2,2.5,3,3.5,4g |
参考価格 | 550~935円 |
一個あたりの価格 | 183~312円 |
3位 がまかつ 宵姫 AJカスタムTG ラウンドタイプ
防錆・貫通能力向上に定評のあるナノアルファ加工が特徴の宵姫AJカスタムTGラウンドタイプ。
沈みやすさや感度はもとより、横がフラットになっているので、ドリフトさせながら狙ってみたい時にピッタリです。
重さの種類 | 全9種類 |
ハリの種類 | #4 |
入り数 | 3個 |
重さ | 0.4,0.6,0.8,1,1.2,1.5,2,2.5,3g |
参考価格 | 528~858円 |
一個あたりの価格 | 176~286円 |
4位 ジャングルジム ジャコヘッドTG
タングステンの特徴を最大限活かした小型シンカーが魅力のジャコヘッドTG。
全体的なシルエットが小さいので、魚に違和感を与えることなく食わせることができ、バレット型で横側がフラットなので、掴みやすいのも嬉しいポイントです。
重さの種類 | 全10種類 |
ハリの種類 | ミクロ,SS,S,M |
入り数 | 3個 |
重さ | 0.6,0.8,1,1.2,1.5,2,2.5,3,4,5g |
参考価格 | 341~759円 |
一個あたりの価格 | 114~253円 |
5位 DUO テトラワークス スナイプヘッドTG
よくあるラウンド形状かと思いきや正面から見ると低重心の八の字型になっている、結構特徴的なジグヘッド。
フックがフラット型になっているため、クリアカラーとの相性が抜群。フラッシング効果で魚を寄せてくれます。
重さの種類 | 全9種類 |
ハリの種類 | SS,S,M,L |
入り数 | 2~3個 |
重さ | 0.5,0.8,1,1.2,1.5,2,2.5,3,5g |
参考価格 | 660~990円 |
一個あたりの価格 | 220~495円 |
閑話休題 あれ? TGは弱点言わないの?

さっきから気になってたんですが……鉛の時は弱点とか色々いってたのに、タングステンになると言わないのなぜですか?
最初は書こうとも思ったんですよ?
0ですが、そもそもタングステンって比重を小さくすることで感度を上げたいってのが大きな利点の一つな訳じゃないですか。
それだけに、人気商品のほとんどがラウンド型かバレット型でも沈みやすさが長けているものが多くなっちゃったんですよね。それだけに弱点が大体フォールスピードの調整に向かないってなって「そもそもそれならタングステン使わねーよ!」ってなっちゃうわけで……。
なので、弱点の項目は外しました。利点を比較して自分にあったものを選んでみてください。

優秀なものほど一部で弱点を持つものだ。だから現場の状況に合わせて使い分けることが大事ってことだな
ジグヘッドはどれも一緒?

「ジグヘッドはどれを買っても一緒」ってYoutuberさんがいってたのをみたんだけど……使い分けって意味ないの?
うーん。意味ないってこともないんですよね。ただ、違いは分かりづらいと思います。
僕も何度も使って行くうちに、ジグヘッドによる微妙な誤差を発見した程度で、正直明確に「ここが違う!」っていうものでもありませんから。なので、そういう意味でどれも一緒というなら、まぁ間違いではないかと。
ただ、本当の意味でどれも一緒っていうのは、違うと思います。微調整レベルではありますが、僕自身、使い分けに意味を感じることは多いです。
まとめ マイフェイバリットジグヘッドを集めてみよう
いかがでしたか?
自分なりにジグヘッドを選んでみたら、同じジグヘッドで重さが違うものを一式揃えてみましょう。そしたら「飛距離を確保したままジグヘッドの重量を抑えたい」とか「もっと水噛みがいいものが欲しい」など、自分なりの要望が生まれてくるはずです。
そうやって次々ジグヘッドを購入して試してみましょう。そうすればマイベストジグヘッドが選べると思いますよ。
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