釣り竿の中でもひと際細いアジングロッド。軽量リグを操作し、感度もしっかり保たなければいけない以上、細いこと自体は仕方ない。
どんなロッドでも折れるときは折れるもの。僕も何度か折れましたよ。修理に出して戻って来たらまた折れてたとかいうことも……。
竿一本でゲームハードが買えるようなお高いものですから、できれば折れずに長く使いたいもの。では今回はロッドを折らないために気を付けたいことをご紹介します。
勘違いを切る! 高いロッドは折れにくいわけではない
世の中にはハイエンドロッドというものがあります。12万を超えるクッソたけぇアジングロッドも存在するほど。

そんなに高いんなら、どんなに乱暴に扱っても折れないんじゃないの?
残念ながらそう言うわけではありません。一応高いロッドは最新技術のブランクス(素材)を採用しているため、相対的に折れにくくはなるのですが、近年はそれよりも感度やパワーを意識することもあり、お高いロッドでも結構折れます。
特にアジングロッドはその傾向が強く、高級ロッドほど穂先が折れたという話をよく聞きます。メーカーによっては商品紹介ページに注意書きをするほど。

素材が折れにくいものだとするなら、壊れにくくするよりは、素材を薄くして軽くした方が感度が高くなるからな。だから高い=折れにくいと考えるのはあまり良くないな。

素材が硬いっていうことは、その分竿の曲がりも変わってくるから、同じ厚さのカーボンを使ってしまうと固くなりすぎちゃいますからね。だから薄くするという意味もあると思いますよ
高いロッドだからと過信せず、ものは大切に扱うべきでしょう。
ティップカバーは付けよう
アジングロッドは非常に細く繊細な竿です。そのため故障のほとんどは穂先が折れてしまうトラブル。

でもそんなのメーカーも重々承知なんだから丈夫にしてくれたらいいのに
もちろん丈夫にすること自体は可能なのですが、そうすると重くなったり感度が悪くなったりアタリをはじいたりと、いいことなしになる可能性が高くなります。
特に高いロッドは求められる感度の期待値が高いですからね。穂先は折れないようにティップカバーをつけて少しでも傷をつけないように留意しましょう。
リールをつけっぱなしで保管、あるいは持ち歩きしない
結構いるのがリールをつけっぱなしで保管したり、持ち歩いてしまう行為。
なんだかんだで壊れないのでやりがちですが、運搬中や何かしらの事故で本来入るはずのない方向に力が加わることにより、故障につながる危険性があります。

でも、ロッドケースにはリールをつけたまま移動できるものもあるよね?
そういう需要も一定数ありますからね。ただおすすめはできないです。
僕もリールをつけたまま使えるソフトロッドケースを愛用していますが、リールはソフトリールケースに入れ、ロッドにはつけないように使ってます。ちょっと面倒ですが、ロッドを少しでも長持ちさせるために気を付けてみましょう。
コンクリートにできる限り触れさせないようにしよう
やっちゃう人が多いのがコンクリートにロッドをつける行為。これ僕もたまにやっちゃいます。
そーっと置く分には大丈夫なように見えますが、コンクリートはバカでかいやすりのようなものですからね。それだけでも目に見えない傷がつくことがあります。
気持ちはわかりますが、やはりロッドスタンドを使いましょう。
強引なファイトに注意
アジングでたまに来る大物ゲスト。これらと強引にファイトする行為は当然ロッドにも致命的なダメージが生まれる可能性があります。
エステルならロッドで無茶をする前に大抵切れるのですが、PEだとそうそう簡単に切れないので特に注意しましょう。

でも、いきなり大物が来られても対応できるか不安だよぉ

まずドラグを締めすぎないことだ。竿を適度に立て、最初は相手に泳がせ疲れさせることを目指そう。無茶しなければ陸に引き上げることはできなくとも、魚を寄せることは可能だぜ。
まとめ 道具を優しく扱おう
いかがでしたか?
道具を大切に使えば、それだけ安く長くアジングを楽しめます。アジングロッドは非常に繊細な竿ですので、十分気を付けて扱ってくださいね。
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