近年不況が騒がれている釣り具メーカー界隈。そんな中で景気よく新たなメーカーがどんどん生まれているジャンルがあります。そう、アジングです。
それだけに、勉強をしていても知らないメーカーが存在するもの。恥ずかしながら僕もこのメーカー「FISH LABO(フィッシュラボ)」を知ったのはつい最近の話です。

自分の知識不足を当然のように言うのはよくないぞ?

うっさい。前の会社(釣り雑誌社)の上長も知らないメーカー多いし、取り引きがないと接点がないから覚えられないんですぅ!
では、このフィッシュラボの特徴でもある、ハンポワとは何か、一緒に勉強してみましょう。
オリジナルワームも作れる!? ハンドポワードとは?
ハンドポワードワームとは、通常のインジェクション成型と違い、職人が一つ一つシリコン型に流し込み作成するタイプのワームのことです。

職人技って感じだね! なんだかおもしろい

その変わり独自の技術がものをいう世界です。だからパッケージ化して制作できるのはすごいんですよ

作ろうと思えば一般人でもハンドポワードワームを作ることができるんだが、精度が悪い。ある程度の精度を確保できるのは、ものすごいことなんだ
インジェクションとハンドポワードとの違いとは?

ハンドポワードワームの職人技がすごいってのはわかったけどさ。それって釣り人にとってはどんな利点があるの?
確かに、釣り人からしてみればインジェクションで作ろうがハンドポワードで作ろうが同じこと。魚からすればなおさら……と思うのが普通でしょう。
では、具体的にどんな違いが発生するのか見てみましょう。
インジェクションの利点と欠点
インジェクション最大の利点は大量生産がしやすく、設計さえきちんとしていれば、成型時には細やかな制度が求められないこと。
そのため、リブが細かいデザインのワームなどを作る場合はインジェクションが優秀で、職人による違いも発生しないため、多くのメーカーが取り入れています。
反面、弱点として硬さの問題があります。型にギュッと押し出して成型する分、ある程度の硬さが生まれてしまいます。

なんかこう、柔らかい素材を使ってインジェクションでも柔らかくって事はできないの?

できないこともないが、やりすぎると柔らかいというより脆くなるんだ。何事にも限界があるもんだぜ
ハンドポワードの利点と欠点
ハンドポワードの利点は軟らかさがほぼ自由自在に作れるということ。押し出すときの圧力が必要ないので、素材さえ調整すれば強度と柔らかさを両立した設計でつくれます。
さらに、型を作るだけなら、かなりお安く作ることが出来るので、小ロットから大量生産まで自由に作ることが出来ます。
色もインジェクションより自由に設定できます。押し出す必要がないからですね。
弱点としては、インジェクションの利点でも説明した通り、細かいデザインは苦手な事。ある程度のレベルならハンポワでも細かくリブがあるワームも作れるのですが、やはりインジェクションと同等のレベルで量産し、しかもミリ単位で同じものを生成するのはさすがに難しいです。


フィッシュラボのワームはさらにスピーディな量産と高いクオリティが特徴だ

弱点のはずの細かいリブも十分綺麗にできてるのがすごいですね!
ハンドポワードワームの作り方
STEP 1 シリコン型の作成

ワームのデザイン通りのシリコン型を作ります。フィッシュラボさんのHPを見る限り、ハンポワであるにも関わらず結構複雑な形状も作ることができるようです。
STEP2 主剤と副材を混ぜる

主剤と副材を混ぜ合わせ、ワームの元を作ります。混ぜ合わせる材料の割合によって硬さを調整することが可能です。
STEP3 色の調合

色を調合します。この割合によっても硬さが変わるそうです。
STEP4 ポッドで原料を流す

ポッドで原料をシリコン型に流します。これによって安定した大量生産が可能となっています。
STEP5 ワームが安定するまで寝かせる

ワームの形状が安定するまで2~3日常温で保管します。
STEP6 袋詰

1本ずつ丁寧に袋詰して発送します。
OMEを依頼することも可能なので、ブランドロゴや商品ロゴのグラフィックデザインを受けることもできるそうです。※別途デザイン費が必要です。
FISH LABO タヌキのオススメのワーム
まとめ オリジナルワームをデザインするのも面白いかも?
いかがでしたか?
個人でもOEMの依頼が可能で、自分の完全オリジナルワーム作ることが出来るそうです。

うちのブログでもOEM出したいですね~

25万(商品、パッケージ代別途)からだってさ。タヌキ払えるの?

……皆様、いっぱい読んでいっぱい紹介した商品買ってくださいね。広告依頼もお待ちしております

……必至だなぁ……

やれやれ……
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