海のルアーフィッシングにおいて確固たる立ち位置を気づいている超万能ルアー、メタルジグ。
独特なフラッシング効果と、ボトム狙いもスイムもできることから、アクションを極めれば魚種を狙いすまして釣ることも可能です。当然アジもそのターゲットに含まれています。
さて、アジングでもメタルジグが有効なタイミングというものがあります。今回はアジングで使うメタルジグをご紹介します。
アジングタックルでメタルジグを使うときの注意点
メタルジグはその名の通り金属のルアーなわけですが、それだけにアジングタックルで使うときは大きな注意点があります。
それは重量。アジングでは1g前後のリグを使うので、メタルジグだと重すぎるケースがあるのです。なので購入前に自分のロッドが何gまで対応可能か調べておく必要があります。
多くのアジングタックルでは10gまで扱えますので、余裕を見て5g前後なら問題ないでしょう。アジ狙いの場合でもだいたいそのくらいを使います。
超種類のある!? ジギングとは?
ここで少し小話を。メタルジグを使った釣りのことを主にジギングといいます。このジギングのジャンルがまたややこしい。
何がややこしいかって、使うメタルジグの重量によっていちいち呼び名が違うんです! しかも明確な基準がないから、覚えるの大変なの! これ、釣り雑誌社時代に苦労したんですよね。
じゃあ、具体的にどのくらいの種類があるのか、簡単にご紹介しましょう。
・ジギング
・スロージギング
・ライトジギング
・スーパーライトジギング(SLJ)
・ウルトラライトジギング
・ショアジギング
・ライトショアジギング
・スーパーライトショアジギング(SLS)
・ウルトラライトショアジギング(ULSJ、マイクロショアジギングともいう)
このうちメディアによっては、スーパーとウルトラは同じもの。もしくは重さの基準が一つずつズレて認識されていたり、ライトジギングとスーパーライトの基準が混同されていたり……とまぁこんな感じでめっちゃややこしい!
ひえぇ! こんなの覚えられないよぉ!
ま、まぁ聞く話によるとジギンガーの間でもめんどくさかったのか、最近はだいぶ単純化されているらしいぜ
ちなみに、このジャンルの違いってどういったのがあるの?
ほとんどはジグの重さと、陸でやるか船でやるかの違いだ。ショアとついているほうが陸でやるジギング。ついていないほうがオフショア……つまり船でやるジギングだ。
ただ、スロージギングだけは重さというより、メタルジグの形状の違いによるジャンル分けで、メタルジグの中でもスローフォールに特化した狙い方ってことになるな
そうですね。ついでに言えば、各釣り方によって使えるタックルも変わってきます。
できればウルトラライトショアジギング(もしくはスーパーライトショアジギング)専用タックルが欲しい
アジングタックルで使えるメタルジグが5g前後ってのは分かったけどさ。もっと快適にこのくらいのメタルジグが使いたいってなったらどういうタックルが必要なの?
そうですね。5g前後となるとジギングのジャンル的にはウルトラライトショアジギング(もしくはスーパーライトショアジギング)となります。略してULSJ(SLS)ですね。
ロッドの長さは9~10ftが最適。アジングタックルだとちょっと短くて飛距離が伸びないからですね。硬さは大型とのファイトも期待してML~Mくらいがいいでしょう。軽めのウエイトを使うならLでもいいかも。テーパーはお好みで。困ったときは中間的なレギュラーテーパーで大丈夫です。
スピニングリールは2500~3000番。ラインはPEの0.6~0.8号あたりを使います。リーダーは根ズレ対策としてフロロの3~4号(12~16lb)がいいでしょう
アジングタックルというよりエギングやシーバスタックルみたいだね
そうだな。軽いメタルジグを使うといっても飛距離を出せるほうが有利だし、アジより大型な魚を狙えるため、それに合わせたタックルがあるとよりいいだろう
ボウズ回避に最適 ジギングとサビキの融合 ジグサビキとは?
アジンガーとしてメタルジグでの釣りを覚えるなら、ぜひ知っておきたい仕掛けがあります。それはジグサビキです。
通常サビキ釣りはコマセという集魚剤で魚をよせるのですが、ジグサビキでは主にサビキ仕掛けの下部に取り付けたメタルジグの光の反射で魚にアピールすることで釣るということになります。
このジグサビキがアジ狙いだと効果的。もちろん大型魚も狙えるのですが、サビキとメタルジグのコンビネーションで、アミを追いかける小魚を演出できるので、アジにも高アピール。アジングタックルでも使える種類が多いので、ぜひそろえておきましょう。
結構使える? ウワサのダイソーメタルジグ
さて、ジギング業界で近年噂になったルアーがあります。それがまさかのダイソーのメタルジグ。
え? ダイソーって100均の? 釣れるの?
と、僕も思ってたのですが、これが案外バカになりません。めちゃくちゃ釣れます。
錆びやすいという弱点はあるものの、お試しで使う分については十分すぎる釣果を期待できます。
たしかに……いきなり高い道具をそろえるのって勇気いるけど、お試し感覚で買えるのは魅力かもね
アジングでメタルジグが使えるタイミング
一番使えるタイミングはベイトフィッシュパターン。動きが早く、うろこの反射を演出できるメタルジグは、小魚をイミテートするのにピッタリ。……ていうかベイトフィッシュパターン以外使いづらいのが現状です。(ジグサビキを除く)
使うエリアによってはメタルジグのほうが合うケースも存在します。実際壱岐方面だと、アジはキビナゴをよく捕食しているらしいので、地元民はワームよりメタルジグをよく使うそうです。
フグ対策にも有効です。投げるたびにワームを失うくらいのフグ祭りが開催されているときは試してみるのもいいでしょう。
メタルジグはもともと飛距離の優れたルアーですので、広範囲に探るのもありです。
「たまにはアジ以外も狙いたい」ってときにもいいな。いい気分転換になるぜ
アジングタックルで使えるおすすめメタルジグ5選
まとめ 五目釣りも楽しめる!
いかがでしたか?
アジングにちょっとしたアクセントを加えてくれるメタルジグ。
ぜひタックルボックスに忍ばせておいてください。
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