ノット。それは魚と釣り人をつなげるための要。その結び方が間違えていると引っ張るだけで簡単にほどけてしまいます。正しい結び方を覚えておくことは、釣りにおいて非常に重要になります。
ここではアジングのみならず、いろんな釣りで多様されるユニノットの結び方をご紹介します。
ルアーのアイだけでなく、スプールにラインを結ぶときにも使えるので、ぜひ覚えましょう。
結び方の重要性
正しい結び方ができないと釣りにどういった影響があるのでしょう。かた結びではだめなのでしょうか?
まずはやはり、ほどけやすさ。すっぽ抜けるともいいますが、引っ張り続けるとほどけてしまう可能性があります。このほどけやすいかどうかの強度を結束強度といいます。前述したかた結びだと結束強度が低く、ほどけやすい弱点があるのです。
また、結び方がテキトーだと結び目が大きくなってしまい、魚に対して違和感を与えてしまう可能性があります。かた結びを連続すればある程度結束強度を上げることも可能ではありますが、魚にとってはなんじゃこりゃと思うことでしょう。なんにしてもいいことはありません。
ユニノットの結び方
ラインの先端をルアーのアイに通し、10~15cmほどで折り返します。ラインの先端を再び折り返し、ループを作りながらアイの近くで2本のラインを束ねるように交差させます。
スプールに結び付けるときは、二重に巻き付けるとやりやすいぜ。
2本のラインを束ねながら、端糸で4~5回輪っかの中に通していきます。
ラインの先端を引き締めて結びを軽く作ります。この時きつく結びすぎないように注意しましょう。またノット全体を唾液などで湿らせておくと、摩擦熱による劣化を防げる。
本線側を引いて、結び目をアイのそばまでゆっくり移動させましょう。この時形が崩れないように注意。
ラインの先端と本線側をしっかりと引いて締め込み、最後に余分な部分をカットして完成です。
端糸は4~5mm残しておくといいぜ。ギリギリで切ってしまうと、結び目が抜けてしまう原因になってしまうぜ。
丁寧に結び目を作りましょう
ユニノット結べたよー!
……不合格だな
な、なんで!?
楓の結んだユニノットだと、結び目の形が汚く、アイ全体にラインが巻き付いています。これは、最後に結び目を縛る際に焦って縛ることによって起きるミスです。こうなると高確率ですっぽ抜けます。
ユニノットは、釣りの結び方の中では結束強度が低いとされている結び方ですが、結び方を間違えてなければそうそうほどけません。少なくともアジングで釣れるサイズの場合、ユニノットで結束強度が足りないということは絶対ありません。すっぽ抜けるというのなら、結び方を間違えているか、楓のように焦ってミスをしています。
焦る必要はありません。ゆっくり確実に結びましょう。
まとめ 正しい結び方を覚えよう
以前「釣りの結び目なんてかた結びでもいいんよ」といった話を聞いたこともあります。
仮にテキトーな結び方をしてマイナスになる釣果が1釣行で1匹だとしましょう。たいしたことないように見えますが、10回釣りに行けば10匹。50回で50匹です。ユニノットくらいなら、そんなに難しい結び方ではありません。これを覚えるだけで50匹違うと考えると、かなり大きな違いです。結び方がテキトーで言い訳がありません。
正しい結び方を覚えて、ぜひ釣果アップを目指しましょう。
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