釣りにおいて車はマストアイテムといっていい存在であり、釣りへのハードルを上げる要因ともいえる存在です。
家の近くに釣り場があるならまだいいのですが、自動車はさまざまな点で高額しており維持費やガソリン代もバカにならない。……そりゃ若者の車離れなんて言葉も生まれるわけだ。かといって自転車で大荷物を持っていくのも大変ですし、電車やバスで釣りに行くにしても、初めてだとどうやっていいのかもわからないものです。
では車がなければ釣りができないかといえば、決してそんなことはありません! なにせ僕も車を持っていないのですから。
今回は車なしアジンガーが、電車などの公共の交通機関で釣りを楽しむポイントをご紹介します!
電車釣行のメリットとデメリット
電車釣行といえば、車よりマイナスが多いように見えます。例えば、前述した内陸側の住所の人だったり、車でランガンができれば、反応がいいポイントをすることもできます。いけない場所も多いし、終電の縛りがあるのもデメリット。
しかし、電車釣行にもメリットがあります。
例えば、移動時に疲れないこと。車だと運転をするのですから、それなりに運転手には疲れが生じます。しかし電車の場合は寝ていてもOKなので、結構楽です。旅行ついでに釣るのならさらに楽。車なら3~4時間クラスの長時間運転が必要になることもありますが、新幹線や飛行機ならあっという間です。
え? 駅やバス停まで歩くじゃないかって? いい運動になるじゃないか! 車ではどうしても鍛えられない大腿直筋、外側広筋などの大腿四頭筋、腸腰筋、前脛骨筋が歓喜の悲鳴を上げ、しかも大荷物を背負うことで脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋が鬼神のごとく喜びの雄たけびを挙げる。車なんて甘えに乗っかってる輩にこの筋肉は得られませんよ。HAHAHA!
……その分食べたくなるのでダイエットは成功してませんがね。_(:3 」∠)_
また、車でのランガンもメリットばかりというわけではありません。少し釣れないとすぐ車で移動してしまう人をよく見かけますが、逆を言えばあきらめ癖がついているともいえます。ワームを交換するだけで一気に爆釣することもあるのに、すぐあきらめて移動。確かにそれで活性の高いポイントにつけばいいのですが、どのポイントもハズレならただの無駄骨です。
釣りってのは、いかに仕掛けを海に投入できるかどうかでも釣果が大きく変わる。車で移動中は当然竿は出せないわけだから、釣れる可能性はゼロなのに対して、一ヵ所で粘る場合、低い確率でも釣れる可能性はあるわけだ。
車で移動した結果、活性の高いフィールドに出会えればいいけど、出会えなかったら釣果はむしろ下がるってわけね。
釣りは常に確率の勝負だからな。さらに難しい環境でも釣れるようになれば、ほかのフィールドでも応用が利くようになるから、決して損にはならないってわけだ。
電車釣行で注意すべきポイントと注意点
事前に釣り場を調べよう
行きたい釣り場が釣れているかどうかも気になるところですが、それ以前に釣り禁止になってないかどうかを確認しましょう。
せっかくお金をかけて移動するのに、釣り禁止だと悲しいものです。生殺しのようなものですし。
ネットの情報を集めることも大切ですが、近年は釣り禁止場所が増えてきているので、できれば近隣の釣具店などの信頼できる情報源があるといいですね。無論釣り禁止なのに釣りをするのは厳禁です。
当然ゴミ処理と環境保護への取り組みは徹底!
いうまでもありませんが、ゴミのポイ捨てなどは絶対NG。最近は釣り人用のゴミ袋が100均で売られているのでそういったものを持ち歩くか、コンビニなどで事前にレジ袋を購入するようにしましょう。
そして釣り場においてあるゴミ箱はできるだけ使わないようにしましょう。あのゴミ箱は釣り人のためではなく、漁師さんが使うためのものですし、生ものや弁当がある場合は、鳥が荒らす可能性が発生してしまいます。
スメルハラスメントに注意!? 電車内のマナーも守ろう
スメルハラスメント。聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと匂いにおける迷惑行為のこと。一般的には風呂に入らない、香水をつけすぎるなどの迷惑行為を指すことが多いです。
釣りにおけるスメルハラスメントは言わずもがな生臭さ。想像してみてください。乗り物酔いしそうなときに隣にやってくる生臭おっさん……。胃がひっくり返りそうです……。
隣の人の胃酸を刺激する前に、消臭グッズで匂いを消しましょう。
電車釣行での収納 オススメはリュック
釣りバッグはいくつかありますが、電車釣行で一番おすすめの収納はリュックです。これはアジングのような少ない道具で成立する釣りでも同様です。
でもさ、アジングってメッセンジャーバッグや、最悪ウエストポーチでも問題ないから流行った釣りじゃなかった? リュックってかなり大きくない?
楓のいう通りです。では電車釣行でリュックをおすすめする理由を解説していきましょう。
ライフジャケットやプライヤーなどの道具をすべてしまっておける
電車での移動中、ライフジャケット万全でわくわくしながら乗る……というのも目立ってしまいます。
さらに、釣り中はバッグのキーホルダーに取り付けている人も多いラインカッターなどは人に刺さって危険です。なので必ずバッグの中に入れましょう。
これらをすべてバッグの中に収納するとなるとリュックが一番便利なのです。道具もできる限りシンプルでコンパクトなものを準備しておきましょう。
ちなみにライフジャケットを上着の中に着込む人もいる。別にそれでもいいんだが、釣り場では必ず上着の上にライフジャケットを付けるようにしな。万が一の時にライフジャケットがうまく機能せず、危険だぜ。
う……ダサいから上着の下に着込んでた……気を付けよう。
タックルボックスだと硬いし重い
大容量ならリュック以外にもタックルボックスという手もあります。それでも問題ないのですが、個人的にはあまりおすすめしません。
電車やバスでは、ほかの乗客もいます。満員電車の中、タックルボックスだと当たると痛いしケガすることもあります。
リュックの場合は、やわらかい素材なので安全ですし、タックルボックスに比べると縦長なので、比較的少ないスペースを確保すれば十分満員でも対応できます。
うーん。タックルボックスはあるけど、リュック持ってないしなぁ
もしタックルボックスを使う場合は、キャリーを使ってしっかり縛り、自分の手元で動かないようにとどめておくといいぜ。移動も楽になるし、釣り場でも便利だ。
竿はパックロッドかロッドケースに入れよう
パックロッドと聞くと「本当にアタリが取れるの?」と思う人もいるかもしれませんが、結構取れます。僕が使っているパックロッドは昔買った一万くらいのものですが、しっかりラインをはっておけば、豆でも普通にアタリが取れます。
それに、釣り用リュックサックの多くは、ロッドケースごと収納できるポケットがあるので、かなり持ち物がコンパクトになります。タックルを最低限にすれば、仕事道具と一緒にリュックにロッドやリールも入れて仕事帰りのちょい釣りなんてこともできます。
とはいえ、自分の愛用ロッドを使いたいのは釣り人の性。普通の2ピースロッドを電車に持ち込みたい人も当然いるでしょう。ロッドの先端が目に当たると非常に危険なので必ずロッドケースに入れておきましょう。
クーラーボックスはソフトクーラーを使うかキャリーにまとめよう
魚を持ち帰りたいときに必須となるのはクーラーボックス。
コンパクトにまとめるならソフトクーラー一択です。使わないときは折りたためるし、やわらかいから他人に迷惑をかけづらいですしね。
また、通常のクーラーボックスを使う場合はキャリーなどに固定しておきましょう。タックルボックスを使う場合と同様、移動が便利ですし、しっかり固定して足元におけるので迷惑が掛かりにくいです。
まとめ アジングは電車釣行にピッタリ!
いかがでしたか? アジングはエサのようなキツい匂いのものが少ないし、何より超コンパクトです。長い距離でも安心して移動できますし、学生などの車がない人にもピッタリです。
僕の場合、免許は持っていますが、転職やADHDなどの理由で、長期間ペーパードライバーですから車のないアングラーの気持ちはわかるつもりです。
なので、今後も電車釣行のポイントについてお話しようと思いますので、もしよろしければブックマークなどしていただければ幸いです。
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