【超重要!】釣り場で守らなくてはならない最低限のマナー【初心者は必読!】

初心者向け

人間社会にはマナーが必須とされています。これは釣り場においても同じです。

そもそも漁港はあなたのものでもなく、みんなのものでもありません。漁協組合なり個人なりが所有しているもので、暗黙の了解で許してもらっているだけです。そういう意味ではだれでも自由に出入りできるとはいえ他人の庭とも言えます。そんな場所でパリピッってれば、そりゃいずれ進入禁止になるのは自明の理です。

では守らなければならないマナーとは何でしょう。順番に見ていきましょう。

最低限のマナー! ゴミは持ち替えること!

もはやいうまでもないマナーですが、ゴミは持ち帰りましょう。

前述した通り、漁港はみんなのものではなく、漁協とか個人の土地です。そんな場所でゴミを捨てるということは、あなたの庭にハリだの弁当だのを捨てるのと同じということです。そう考えると最高に気分が悪くなるでしょう。そんなもので怪我した日にはたまったもんじゃありません。

なので、自分のゴミは必ず持ち帰りましょう。

また、自分が捨てたものでなくても、ゴミは拾いましょう。

「自分が捨てたわけでもないゴミなんて知るかよ」って言いたいのもわかりますが、もしかしたらゴミというより、うっかり落としてしまったものかもしれないのです。

特にアジングの場合はラインが非常に細く、端糸を手放したらまず見つかりませんし、ナイトゲームが多くなるので、落としたらなかなか見つかりません。

捨てた人に悪気がないというケースも十分考えられるので、見つけたゴミも拾うようにしてください。

必須級! ライフジャケットはぜひつけて!

現状ライフジャケットはオカッパリでは着用義務はありません。(ボートなどの船釣りは法律によりライフジャケットの着用が義務付けられており、桜マーク、タイプAのライフジャケットが必須となります)

ただし、ライフジャケットを付けない場合の死亡率は約三倍となり、毎年何人もの釣り人が被害者となっています。

強制すると釣りの金銭的ハードルが上がってしまうため、本心を言えばあまり細かいことを言いたくはないのですが、現状そうも言ってられないのが今の釣り具業界です。それだけ被害者が出ており、その数が増えれば増えるほど釣り場も閉鎖されていってます。

なので、最初は安い奴で構いません。ライフジャケットを着用しましょう。ある程度金銭的余裕ができてきたら、メーカー品のきちんとしたものを購入しましょう。

釣り禁止、進入禁止の場所では絶対釣りをしない!

よく命がけで柵を乗り越えて釣り禁止場所で釣りをするバカがニュースで取り上げられています。言わずもがな犯罪行為です。

「磯の方が危険だろ」とか言いそうですが、禁止は禁止。前述した通り漁協であれ個人であれ他人の土地であることに変わりありません。

鍵をかけて進入を禁止している場所に入るということは、他人の塀を勝手に超えてそこで勝手に遊ぶのと同じ。いやがらせとしても悪質すぎます。

絶対に進入禁止の場所や釣り禁止の場所では、釣りをしないでください。

釣り場は先着順! あとから釣り場に入るなら間隔を開けよう

釣り場は先着優先という不文律があります。先に竿を出している人がいたらその人の近くで釣りはしないようにしましょう。

もし、その人の近くで竿を出すなら一言「隣で釣りをしていいですか?」と声をかけて、5mは間隔を開けて釣りを開始しましょう。

また仕掛けが絡むトラブルを防ぐため、先駆者側には投げないようにしましょう。ちなみに釣り人同士の仕掛けが絡むことを「おまつり」といいます。

近所迷惑! 大きな音を出して騒がないこと!

釣り人は遊んで楽しいかもしれませんが、その間も漁師さんや近くの工場は働き、近隣の住民は寝ているかもしれません。

釣りの間にラジオや音楽を楽しむのは結構ですが、イヤホンをして静かに楽しみましょう。

もちろん大きな声を出すのもNG。釣れてテンションが上がるのはわかりますが、ヒャッハーしすぎると世紀末救世主伝説な人が秘孔を突きにくるかもしれません。

またマナー違反を憎み、激昂する人もいますが、それもいかがなものかと。だって「釣り場で騒ぐ」というマナー違反ともいえるわけですから。マナー違反を注意するのは案外コミュ力が必要なのです。

キャスト時は特に注意! 周囲の安全確認の徹底を!

キャスティングの前に後方確認は釣り人の大事なマナーアジングのような小型の仕掛けでもハリが刺されば大怪我になります。バイ菌も入ってるので、患部が化膿する可能性もあり、普通に危ないです。

さらに、非常に軽い仕掛けを使用するため、前にキャストしたつもりが風で後ろにルアーが飛んでいたということも最初のうちはままあります。

また、釣りをしている人の後ろを通るときは、一言挨拶するか「後ろ通りますね」と言ってから通過するようにしましょう。

キャスト時の後方確認はキャストする側のマナーではありますが、それを気づきやすくする思いやりも大事なコミュニケーションです。

危険! 漁船や漁具には触らない。近くで釣りをしない

船やロープ。漁港には漁師さんの仕事道具がたくさんあります。そんなロープにルアーがかかってしまうと、取り除くのは難しくなり、しかも勝手にとるわけにはいきません。

当然船内に勝手に入るのは不法侵入です。

基本的に船や漁具の近くで釣りはしないようにしましょう。

疑問にお答え 船の近くで釣りをしているメディアってたまに見かけるけど?

結構あるのがこのパターンで、釣りメディアで船の近くで竿を出すことはたまにあります。実際船の近くは潮の変化が起きるため、プランクトンが流れ着きやすく、アジを含める小魚が集まりやすい。そのため釣果を得やすいとされています。

ただ、これは「絶対にロープや船にルアーを引っ掛けない」方法で釣っているのであって、少なくとも初心者がいきなりできるものではありません。

それでも、どうしても船の近くを探ってみたいときは、キャストせず、足元にそのまま落とすようにしましょう。そして、魚が掛かったらロープに絡ませないように一気に巻き上げます。これでも十分探れます。

迷惑! ライトで海を照らさない!

たまに「魚いないかなー」と海をライトで照らす人がいますが、これもよくありません。常夜灯や集魚灯のようにずっと光を照らすなら魚が集まる可能性もありますが、ヘッドライトなどの光を少し照らすだけでは全く意味がありません。

それどころか、魚にとっては突然光量が変わったことによって違和感を感じ、口を使わなくなる可能性もあります。

どのみちライトで軽く照らした程度では魚がいるかどうかなんてわかりません。ちょっと深場に潜るだけで魚は見えなくなるんですから。

自分だけが釣れなくなるならまだしも、他人まで巻き込むのはよくありません。ライトで作業をするときは海に背を向け、間違って海を照らさないように気を付けましょう。

持って帰る魚以外はリリースすること!

「またフグが釣れた!」とかいって釣り場に捨てる人がいます。もちろん言語道断です。

臭いというのも問題ですが、それ以前に生き物に対するリスペクトが足りなすぎます。

確かにフグは釣り人の嫌われ者で、僕のワームを大量に切り刻んだド畜生ではありますが、釣ってその辺に捨ててしまう人は釣り人とは言えません。絶対にやめましょう。

リリースするときの注意点

まず、知らない魚を釣ったときは必ずフィッシュグリップを使い、絶対に触らないように気を付けながらハリを外しましょう。魚の中では触るだけでも危ない魚がいっぱいいるので触らないようにしましょう。

知ってる魚で触っても安心な場合でも、人間の体温は魚にとってはフライパンのようなもの。素手で触ってしまうとひどいダメージを受けてしまいます。リリースするときはできる限り素手で触らず、触るとしても水汲みバケツで汲んだ水で手をよく冷やしてから触りましょう。

フィッシュグリップはアジングの場合、上のようないわゆるアジバサミタイプを使う人がほとんどですが、魚によっては掴みづらい場合もあるため、下のような魚の口を挟みこむタイプもあると便利です。

また、プライヤーやハリ外しもあると便利です。

エイのような初心者が下手に扱うと暴れて危ない魚や、どうしてもフィッシュグリップが用意できず、魚を触らないとハリが外せない場合、最終手段としてラインから切るという方法もあります。ただし、海を汚すわけだから当然推奨できる方法ではないため、少なくともフィッシュグリップは用意しておきましょう。

まとめ マナーを守って楽しくアジング!

せっかく釣りを楽しむのですから、きれいな場所でみんなで楽しくしたいものです。そのためには自分以外の釣り人にも楽しめる環境を作ることが大切です。

これは社会のどんな場面でも大切です。掃除をサボる飲食店には誰も来なくなるし、他人の迷惑を考えない行動は迫害されます。このページを読んでいる人が、そんな人にならないことを祈ります。

今回のまとめ

・ゴミは持ち帰る
・ライフジャケットはつけましょう
・釣り禁止、進入禁止の場所では絶対立ち寄らない
・釣り場で大きな音を出さない
・キャスト時には周囲の確認をしよう
・船や漁具には触らない、近くで釣りをしない
・ライトで海を照らさない
・持って帰る魚以外は必ずリリースする

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