古よりオリジナルルアーという文化があります。基本的に木工で作られることが多いためその大半がハードルアーです。しかし、ワームの場合どうしても型を作る必要があるためそれなりに難易度が上がります。
しかし、ジグヘッドなら簡単かつシンプルに作れるそうです。
今回は、自作タングステンジグヘッドを製作している凄腕アジングYoutuber「月曜日のアヒルちゃん」より、自作のタングステンジグヘッド一式を頂いたので、使ってみた利点と、アヒルちゃん流ジグヘッドの作り方を解説しようと思います。
手作りジグヘッドの利点
でも自作ジグヘッドって一体何がいいの? お店のやつを使った方がいいんじゃない?
ジグヘッドを自作する一番の利点はなんと言ってもコスパ。物価の変動が激しいため一概に何円くらいといえない時代ですが、大体35~60円前後でできます。
メーカー品が現在、大体単価190円くらいですから、超激安! ※買うお店や個数によっては価格が変動します。
また、フックを好きなものから選べるのも利点。「SサイズのフックのTGジグヘッドが欲しいのに見つからない!」というトラブルを避けられます。
カスタム性も高く、グローカラーを混ぜ込むことも可能です。
手作りする上でのデメリット
デメリットとしては、意外とウエイトの形やフックにバリエーションがないこと。
ウエイトは主にフライタイイングで使うタングステンビーズを使うのですが、それだけに基本ラウンド形状となってしまい、バレット型とか水受けを考えた形状は選べません。
ならばカラーは……というと、ビーズはそこそこ種類があるものの、フックを出しているメーカーがさほどないからか、エサ釣りほどの種類はありません。
また、安いといってもそれはまとめ買いするからという側面もあり、ビーズを購入するにしても20~100程度一度に購入する必要があります。そのため、ある程度使う人じゃないと持て余してしまう可能性があります。
タングステン以外のウエイトを使うことってできないの?
それなら、ウキ釣りなどで使うガン玉を使うといい。作り方はさらにシンプルで、ジグヘッドに挟み込むだけで作れる。外れるのが怖いなら接着剤で止めるといいぜ
手作りジグヘッドの使用感は?
手作りジグヘッドって釣れるの? メーカー品の方がいいんじゃない?
とまぁ確かに、心配する人もいるでしょうが、そこはご安心ください。無茶苦茶使えます。
今回実際にアヒルちゃんからお手製ジグヘッドをいただき試してみたのですが、ラウンド形状で癖がなく、ベーシックなジグヘッドとして重宝しています。
タングステンジグヘッドとしての特徴もしっかりあり、ラインテンションが張りやすく感度がいい。変なガタが来ることもなく。案外上部なのも素晴らしいところです。
用意するもの
さて、まずは道具を準備しましょう。必要なものはこちらです。
・タングステンビーズ(フライタイイング用)
・フック
・UVレジン
・ブルーライト
・作成中のジグヘッドを固定する道具(ペイントスタンド、メモスタンドなど)
・スケール(できれば0.1g単位で図れるもの)
UVレジンかぁ……私ネイルに使う奴しか持ってないんだけど、使えるのかな?
問題なく使えます。自作ジグヘッドを作っている人は結構100均の化粧売り場のUVレジンを使っている人が多いですよ。塗料入りのものもあるので、探してみましょう。
UVレジン硬化用のライトも一般的なブルーライトでOK。グローの蓄光用にも使えるので、一つ持っておくと便利ですよ。
中にはUVレジンを使わずハンダで接着する人もいる。強度が心配ならハンダでやってみるといい。ただし、火傷には注意しな
手作りジグヘッドの作り方
では早速作っていきましょう。「月曜日のアヒルちゃん」の動画からスクリーンショットでポイントをピックアップしていきますので、一つずつ順を追って見ていきましょう。
タングステンビーズをハリに通す
まず、ビーズにハリを通します。この時、スリットが開いている方からハリを通すようにしましょう
位置を整える
軽く位置を整えます。大体真ん中に来るように調整しましょう。
UVレジンを流し込む
さて、今度はUVレジンを流し込みます。いきなり入れるのではなく、少しずつ量を調整しながら入れていきましょう。
上の断面図でいうと、赤い部分に空洞があります。この部分を満たすような感じでレジンを入れていきます。
ブルーライトを当ててレジンを硬化させる
ブルーライトを当て、レジンを硬化させましょう。
完成 お好みでワームキーパーをつけてみよう
これで完成です。
余ったラインでワームキーパーを付けてあげるのもありですね。ワームのズレを大きく軽減してあげることができます。
こんなふうに余ったラインで結ぶコブを作り、接着剤などで固定すればOKです。
まとめ オリジナルジグヘッドでアジを爆釣!
いかがでしたか?
自分で作ったジグヘッドで釣果を上げることは、普通に釣るのとはまた違った興奮があります。
ぜひこの機会にチャレンジしてみませんか?
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