世界中で大人気となっているルアーゲーム、アジングマン。
アタホタヌキは、謎の新型ボトル系アジングタックル「釣りボトル」を偶然手に入れたことから、アジングボトルバトルの世界に飛び込み、次第に夢中になっていく。
さまざまな出来事を経て、アタホタヌキが目指すのは釣りボトルキングか? はたまた、まったく別の未来か? 謎と爽快感に満ちた、まったく新しい釣りボトルバトルが今、シュワッと開幕する!
というわけで噂の極小釣具、DODの釣りボトルを購入してみたので、レビューしてみたいと思います。
DODとは?
ところで、DODと聞くと釣りではあまり聞かないブランドだと思います。
それもそのはず、DODとはDOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)の略でそもそも釣具メーカーではありません。ちなみにボトルマンとも関係ありません。
ただ、アウトドアはいかにコンパクトに楽しめるかがよく課題として上げられるため、結構この手のネタは今までもあったんです。
だからといって竿までナーフして釣具を作るのは想定外! こんななかなかに狂っ……面白い釣具をレビューしないわけにはいきません!
超極小釣具 釣りボトル
最大の特徴はその形状。ジグヘッドケース9割、タックル部分1割というくらいのサイズ感。極小のリールには一応ドラグがついているものの、ガチャガチャに入るくらいのサイズで超簡易的。
リールにはガイドらしきワイヤー状の金属があるだけ。しかも中には通さず、角に引っ掛けるだけという斬新すぎるスタイル。
どうやらスピニングでいうベールの役割のようで、仕掛けを落とす時はボトルを縦にしてラインをフリーにし、巻く時はこの部分に引っかけるということらしいです……。うーん、なかなかクセがありすぎる釣具でワクワクしてきます。
ケースの中身はスナップ付きサルカン。そして1gと5gのジグヘッドが入っていました。5gは根掛かりしづらい形状だったので、ボトム狙いに使えそうです。
さっそくアジング! キャスト距離はお察し……
早速第一投。カーボーイのようにぐるぐる回してピッチャー投げ……れない!
と言うのもこの前日、大雨注意もでるほどの豪雨。雨は止んだものの台風顔負けの暴風状態! アジングタックルでも投げるのきついのに、これどーすんの!?
そこで、アンダーキャストの要領で下でゆらし、低弾道で投げる方法を試す。カーボーイキャスト(仮)よりはなんちゃってペンデュラムキャストの方が、風がある日の場合は飛距離が出そうです。
一応0.8gも投げてみましたが、まぁ一応投げられました。……当然手ですので全然とばねぇですが。
実はアジングに最適!? 感度は最強
か、感度が最高すぎる! こんなに小さい釣具なのに、高級ロッド顔負けの超感度だ。
まるで竿が腕のようだ!?
……って腕やないかい!!
そりゃまあ竿がない分不便も多いですが、その代わりラインを常に持っているという利点はあり、感度は潮の重みがわかるくらいには敏感です。……まぁ当たり前ですが。
ちなみに通常のアジングでもラインを持って、わずかな変化を感じ取るというテクニックは実際に存在している。流れの感覚がわからないときは試してみるといい
工夫次第でアクションもつけられる
アクションについては工夫次第といったところ。僕は左手に釣りボトル。右手にラインをもち、指で弾くようにクイっとアクションを入れてみました。
なんとなく凧上げを思い浮かべるような状況。まぁタコ釣りも似たような釣り方するし、それのアジング版と言ったところでしょうか。
まぁかなり独特な釣法ですが、世の中にはもっと狂った釣りをする人がいるので、まだ優しいほうかもしれません。
カサゴをゲット!(マジで釣れたよ……!?)
いろんなところを探っていくと、ぬるっとアタリが!
アジっぽくないアタリに大体想像できてましたが、カサゴでした。
比較的小さいサイズですが竿がないため引きがダイレクトにきますね! なかなか楽しめました!
DOD新作にアジング用バッグが!?
さて、レビューを締めようとしたところで情報が入ってきました。DODの新商品にアジング用バッグがあるのだとか。その名もアジングブレス!
前面のケースホルダーが特徴的で、硬い素材を使っているので収納や取り出しにまごつかないそうです。
他にも機能的な要素が満載。ちゃっかり釣りボトルの収納まで考えられたコンパクトな2WAYバッグです。
まとめ 楽しんだもん勝ち! それが釣り!
いかがでしたか?
不便を楽しむのもキャンプの醍醐味といいますが、釣りもそういう要素は少なからずあります。だって魚食いたいなら極論スーパーいけば売ってるんですから。
苦労をして釣る魚だからこそ価値がある。釣りボトルもまた同じです。
みなさんもちょっとした不便。楽しんでみませんか?
コメント