釣った後にアジを生かしておくにはどうすればいいのか? 一時的なら水汲みバケツの中に放り込んでおけばOKですが、長時間となるとちょっと難しいです。
そこで便利なアイテムがライブウェル。今回はライブウェルの利点とおすすめの商品をご紹介します。
アジを生かしておく利点
そもそも、なぜアジを生かしておくのでしょう? さっさと介錯してあげるのが武の情けと言えなくもありませんし、結構ライブウェルは荷物が多くなる分少数派になりがちです。
アジを生かしておく最大の利点は無論鮮度です。これは言わずもがなさっさと絞めるよりは帰る少し前に絞めてあげた方が新鮮な状態で持って帰ることができるというお話。
そんなの説明されなくてもわかるよ……
……では、この利点は知っていますか?
アジングでたまにある釣り過ぎ問題。そりゃ釣り人視点から言ってしまえば1匹より10、20と釣れた方がうれしいに決まってます。しかし、そんなに食べれるのかと問われると、まぁ難しいと思います。
水汲みバケツに入れておくと、バケツ内の溶存酸素量がなくなり、そのまま死んでしまいます。この酸欠という死に方が結構問題で、身が固くなってしまう原因の一つなのです。
また、生かしておけば最悪釣り過ぎても、持って帰る前にいらない分はリリースしてあげるという選択肢も選べます。この時大きなサイズを選んで残すってやり方もできるのはうれしいところですね。
早めに絞めるのも考え物?
酸欠で死んじゃうのが問題なら、さっさと絞めちゃえばよくない? ってかタヌキはいつもそうしているよね?
まぁそうなのですが、これにも結構弱点があるのです。
例えば、序盤で釣れた場合。釣りをしている間ずっとクーラーに入れておくわけですから、その分鮮度が落ちてしまいます。ハードクーラーを使う場合は、冷海水を用意しておくという手があるので比較的問題は少ないですが、ソフトクーラーの場合は保冷能力に限度がありますから、鮮度問題は結構大きな問題です。
また、鮮度が落ちるだけでなく、アニサキスが身に移る可能性が高くなります。アニサキスは普段、魚の内臓にいますが、魚が死んだあと、徐々に身に移動します。絞めた後長時間クーラーに入れたままになるわけですから、当然アニサキスリスクは上がります。
ちなみに僕の場合は、アニサキスは嫌だけどどのみち生魚がダメなので、加熱して食べるし、基本歩きで釣り場まで向かうので、荷物を少なくするためにライブウェルは普段使いません。同じように考える人も多いでしょうが、もし車で釣り場まで行くのなら、確かにライブウェルは大きなメリットとなるでしょう。
ライブウェルってなに?
そもそもライブウェルってなに?
……わからないで話聞いてたのか
ライブウェルとは、釣りで釣れた魚を活かしておくための入れ物のことです。基本的にはエアーと一緒に使うことが多く、長時間の釣行に便利です。
また、中身が空の時は荷物をまとめることもできるのも大きなメリットですね。
ぶっちゃけ、ライブウェルとバッカンの違いってよく分からないんだよねー。
確かに、最近はその辺の境目があいまいになってますね。ルアー入れに使う人も結構いるし。
もともとの用途は、バッカンがどちらかといえばマキエなどを入れるバッグ。ライブウェルが生きた魚を保存するために使うものですが、正直気に入ればどちらを使っても問題ないです。
ただ、ジッパーの止水性は気にしたいところ。
というのも、釣ってる途中の移動時、結構水が漏れ出ちゃうから。
アジングの場合、ランガンをするかどうかは結構釣果にかかわるので、そこはこだわりたいですね。
アジングでおすすめのライブウェル5選
エアーも忘れずに!
ライブウェルを生かすならエアーは欠かせません。いわゆるぶくぶくですね。
エアーを使わないでも定期的に水を変えれば問題ないのですが、それでもないよりは酸欠になりづらくおいしいアジが持って帰れるでしょう。
アジングでおすすめのエアー3選
おまけ バリエーションとして泳がせ釣りにもチャレンジしてみよう
泳がせ釣りとは、釣ったアジをそのまま生かしたままハリを刺し、海に投げ、弱ったアジを捕食する魚を狙うという、わらしべ長者みたいな釣り方です。
本来、サビキ釣りのやることの多い泳がせ釣りですが、アジングでももちろんできます。
ただ、竿とリールは替えた方が無難でしょう。アジングのラインやロッドだと、耐えられない可能性が高いです。仕掛けも大きく違ってきます。
アジにハリを刺す方法はいくつか種類がありますが、最初のおすすめは鼻掛けと背掛けその名の通り、鼻と背中にハリをぶっ刺して泳がせる仕掛けです。
アジを食うサイズだからかなりの大物が狙える。ブリやヒラマサをはじめとした大型青物から、ヒラメなどのフラットフィッシュも行けるぜ
……そんなに詳しいなら親方やればいいのに……なんでやらないの?
それはちっちゃいから……
し、仕方ねぇだろ!? おれぁサイボーグだが猫だぜ!? アジングロッドだってそれなりに大きいんだ
まとめ アジを生かして効率よく釣りを楽しもう!
いかがでしたか?
まぁ、短時間ならそれほど気にしないかもしれませんが、長時間の釣行ならあって損はありません。たくさん釣ってライブウェルでアジの水族館を作っちゃいましょう!
……その後食べちゃうんだけどねー
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