世界の9割以上は使っているであろうハサミ。それだけに世界には様々な専用のハサミが登場しています。無論、釣りにも専用のハサミ、ラインカッターが存在します。
しかし、案外釣り用のハサミは種類が多いです。それもそのはず。釣りにはいくつもの種類があり、その都度需要に合わせたハサミが作られるのですから。その中にはアジングに向かないラインカッターもあります。
今回はアジング向けのラインカッターをご紹介します。
ラインカッターの種類
釣りで使われるラインカッターの種類は三つ。ポピュラーなハサミ型。ピンセットのような形をした爪切り型。ラインを焼き切るタイプのライター型です。
この中で一番アジングに向いているといえるのは、ハサミ型です。その理由と一緒にご紹介していきましょう。
やっぱりこれが一番 ハサミ型
ハサミ型は切断しやすさはピカイチ。切りづらいPEラインでも簡単に切断できます。
特にPEラインを切断するには、このギザ刃があるとラインが刃で滑らず、ラインを切りやすくなります。
釣り用はハサミ型でもコンパクトなので、携帯性も抜群です。
条件次第では使いやすい? 爪切り型
ナイロンやフロロ、エステルなら問題なく切断できる爪切り型。ただし、PEの切断には向きません。どうしても切断力が足りないんですね。
ちなみに最近出たThe ONE アジングはPFラインというPEと同素材の単線ラインとされていますが、太めだとやはり切断しきれませんでした。
PEを使わない場合は別に問題ありませんが、フロート、キャロなどで使う場合はやはりPEを使う方がいいので、爪切り型は避けた方がいいでしょう。
だたし、条件次第では爪切り型が使いやすくなることもあります。
例えば、FGノットのリーダーの端糸を結び目のギリギリのところで切断したいとき。メインラインを傷つけることをなく、切ることができ、ハサミを使うよりギリギリを狙いやすくなります。
ピッカーズのように別の用途と合わせて使う程度にした方がいいでしょう。
アジングで使うには大げさ ライター型
釣り用のラインカッターの中にはラインを焼き切るタイプもあります。切断面がきれいになるので愛用者も多いタイプです。
が、本来太糸を切断するために使うためのものなので、アジングのような細糸を使う釣りにはちょっとオーバー。コスパも悪いし、おすすめはできません。熱でラインにダメージを与えてもよくないですしね。
ただ、もし大物釣りにもチャレンジしたいアジンガーはこんな商品もあると覚えておくといいでしょう。
100均のラインカッターもバカにはできない
意外とバカにできないのが100均のラインカッター。特に僕はセリアのラインカッターが気に入っていて、切断面もかなりきれい。
難点を挙げるとすれば、割とすぐにサビること。錆を落とせば普通に使えるのですが、錆に気付くのは釣り場なわけですから、その間は我慢して使うしかなくなっちゃいます。
とはいえ、メーカー品との価格差を考えれば十分元を取れます。ダイソーのカッターも結構使えますので、予備として持っておくといいかもしれません。
オフィス用のハサミは使えないの?
ここまで釣り用のラインカッターを勧めておいてなんですが、オフィス用の、いわゆる普通のハサミも全く使えないことはありません。PEもコツを掴めば切れます。ただ普通にチョッキンするだけではまずPEは切れません。
やり方は簡単。ハサミというよりカッターで切断するようにラインに片刃を押し付けるように切るのです。
え? なんで? 挟むより簡単に切れる
PEは根ズレを起こしやすいラインだからな
根ズレ?
岩や堤防、テトラなどにラインをこすり付けてしまい、ラインブレイクを起こす現象だ。PEはこういう力に弱い。それを利用して切断するってわけだ。ま、釣り用のラインカッターを持っていれば、そんな工夫も必要なく切れるから、やっぱり専用のハサミの方は持っておきたいな
ちなみにナイロンやフロロだと、普通に挟んで切る方が簡単ですし力もいりません。カッターのような切り方でも切れないことはありませんが、PEより伸びやすいので切りづらくなるわけですね。
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