雨の中でも気にせず釣りをするために、必要となるのがレインウエアの存在。低活性だとアジが浮きやすくなるのでアジングも楽しくなるでしょう。
ただ、「100均のカッパでもいいやー」と思って適当に選んでしまうと、帰ったときにはびしょ濡れ。着込んだ意味がまったくないという事もよくある話です。
では、釣り用のレインウエアの選び方とオススメ商品を解説していきましょう。
一般的なレインコートやカッパとの違いとは?
レインウエアなんてどれも一緒でしょ? どうせ雨がしのげりゃいいんだし
と思っている人も多くいるでしょうが、ハッキリ言います。まったくの別物です。
というのも、一般的に安売りされているカッパやレインコートは、言ってしまえばビニール袋を上からかぶってるのと同じ。経験ある方もいるでしょうが、強い雨だとビニール製でも案外しみ込んできますし、何より蒸れます。
さらに、動きやすさという点でもまったく違います。釣り、特にルアーフィッシングは、あくまでアウトドア。キャストしやすさは大きなポイントです。
さらにカッパはもちろんですが、一見動きやすそうなレインコートでも、袖から雨が入ってしまう構造になっているなど、案外脇が甘いです。まぁ一般的にはその程度でも十分雨をしのげるのですが。釣りとなるとそうはいきません。
さらに帽子をかぶっていても十分カバーできるフードや、便利なポケットなど、多くの利点が存在します。
釣り用レインウェアの選び方
さて、では実際にレインウエアを選ぶポイントとはどこなのでしょうか?
そこはもちろん見た目よ!
うーん。確かに服のようなものだから、見た目で選ぶのも別に間違っちゃいないのですが、ここは見た目以外のところに注目してみましょう。すると三つのポイントに分けられます。
・防水性
・透湿性
・価格
釣りに必要な防水性(耐水圧)とは?
そのままの意味ですが、どれだけ水を防げるかはレインウエアの必須条件です。一般的にどの程度の水が防げるかは耐水圧という項目で見ることができます。どのくらいの水圧を加えるとしみ込んでくるかという意味ですね。
一般的に必要な耐水圧は以下の通りです。
小雨:5,000mm
大雨:10,000mm
嵐:20,000mm
また、止水ファスナーや二重袖口などの防水加工がされているものを選ぶといいでしょう。できればポケットにも止水ファスナーが付いているといいですね。
透湿性ってなに?
雨天の釣りの何が嫌かって蒸れるのがイヤ。ただでさえ湿気がすごいのに、運動で汗もかくんだからそりゃムレムレですよ。
しかし、レインウエアには「内側の湿気は外に出し、外からの水はシャットアウト」という言葉にすると夢のような機能が存在するんです。その割合いを示す数値が透湿性というわけです。
蒸れると服が体に張り付き、動きづらくなってしまうため、特に釣りでは透湿性が重要という事になります。
お財布と相談……案外高いレインウエア市場
耐水性が高くて透湿性のいいレインウエアが最高! ……と言っても、人生ままならぬもの。現実は見ないといけません。
意外とお高いのが、釣り用レインウエア。しかもダイワ、シマノ、その他のメーカーも毎年新デザインをリリースするもんだから、数万円近くするものも普通にあります。
なので自分が買える価格帯で、透湿性、耐水性がいいものを選ぶようにしましょう。
素材にも注目 高級品ならゴアテックス!
「価格は問わない。とにかく良いものをくれ!」という人は、ゴアテックス素材のレインウエアを選びましょう。
ゴアテックスとはゴア社が製造販売している、水蒸気は通すが水滴は通さないという性質をもつゴアテックスメンブレンを使用した超高性能生地の事。主に三層構造となっており、釣り用に限らずお高いレインウエアはゴアテックスが大半です。
とにかく、蒸れない、染みない、快適を体現したレインウエア素材となっています。まぁその分お高いですが。
ゴアテックス以外にも、各社で独自開発の防水透湿素材を使用しているため、調べてみると案外面白いですよ。メーカーサイトもチェックしてどれにするか考えてみましょう。
高くて買えない! という人はワークマンやバイクブランドをチェック
2万以上もする高級品なんてスネチャマじゃないんだから買えないザマス! という人ももちろんいるでしょう。そんな人は、ワークマンやバイクブランドのレインウエアに注目してみましょう。
機能性や動きやすさは劣るものの、耐水性や透湿性は十分。特にバイク用のレインウエアは、どうしても高速で走るため、安価でも十分な耐水性を持っているものが多いです。
何度も使う商品なだけに、コスパにも注目して選んでみてはいかがでしょうか?
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