アジングのタックル選びはバランスが大事。持ち重りの少ないロッドとリールの組み合わせ

雑談・考察
楓

この前、めっちゃ高いリールをお店の人に触らせてもらったんだけどさー。やっぱいいよねー高級リール。今度お父さんにおねだりしちゃおうかな?

だいふく
だいふく

……そいつは結構だが、タックルバランスは考えてんのか?

楓

? タックルバランス?

楓が今、陥ろうとしている問題。タックルバランス。確かに高価なリールというのはあこがれるものだし、ほしい気持ちもわかります。

ですが、必ずしもタックルは高ければいいってものでもありません。安易に高級品を購入してしまうと持ち重りが発生し、かえって扱いづらくなってしまう可能性があるのです。

今回は、タックルバランスについてお話しましょう。

タックルバランスは重心の位置が大事

持ち重りとは

ロッドの重心が握る位置より前方に位置すると、手を緩めるとティップが自然と下へ沈み込もうとします。そのため、水平状態を維持するには常に握力を使い続ける必要があります。

そのため本来の重量以上に重く感じてしまう。これが俗に言う「持ち重り」です。

タックルバランスで問題になるのはこの持ち重りが発生するかどうか。そのため、穂先側に重心が傾かないようにタックルを選ぶ必要があるのです。

高いものは軽い!

ここで、最初の楓の話に戻してみましょう。楓は高いリールにあこがれて、買ってもらうために父親にせがもうとしていました。ここで一つ問題が生じます。

リールやロッドは総じて高くなると重量が軽くなります。これは原則として軽いタックルの方が手元にくる感度が高かったり、ロッドを扱うときに疲れにくいからという理由があります。だから、高いロッドやリールは最新技術をふんだんに使ってより軽いタックルを作ろうとするわけです。

ここで、ロッドはエントリーロッドのままで、リールだけ軽量になると考えてみるとどうでしょう?

こうなるとロッドは重いままでリールだけ軽くなるという、アンバランスな状態が起きてしまいます。つまり高確率で持ち重りが発生してしまうわけです。「リールは別の釣りにも使いまわせるから、高いものがいい」と勘違いしてしまうと、この罠に引っかかってしまいます。

釣り具は高ければいいではありません。バランスが大事です。

ブロガーとしては、より高いロッドやリールを買ってもらい収益につなげたい邪な思いがあるのですが、買ったのに不幸になる可能性があるなら、それは阻止したいところです。「みんなでうまくなる」それが当サイトのモットーです。

バランスを調べるには、人差し指の上にロッドを乗せてみよう

楓

じゃあ、どうやってタックルバランスがいいかどうかを判断すればいいの?

ロッドバランス

タックルバランスがいい状態というのは、簡単に調べることができます。人差し指にリールのやや手前あたりを乗せて手を離します。この状態で重さが釣り合っていれば、バランスがいいという状態になります。

ロッドやリールを買いなおした時は、できる限りこれをやってバランスを確認した方がいいでしょう。

楓

私のタックルの場合は……あれれ? リール側に倒れこんじゃった

だいふく
だいふく

穂先側に重心がくるよりはマシだ。それに楓はまだまだ初心者で、持ってるロッドもリールも少ないだろう。とりあえず、それでも問題ないだろう。

タックルバランスを簡単に合わせる方法は、価格のバランスを求めてみよう

楓

……ん? でもさ、買ってもないロッドやリールを、タックルにつけてバランスを調べるの? それってお店の迷惑じゃない?

楓の意見はごもっとも。お店側が親切でやってくれるならまだしも、勝手につけたりするのは失礼だし、お願いするにしてもいくつも付け替えて確かめるのは頼みづらいでしょう。そこで、実物が手元にないとき、何を基準に考えればいいのでしょう。そのヒントとなるのが値段です。

ロッドメーカーが、例えば1万円のロッドを作ろうとしたとき、テストでどんなリールを使うかといえば、大体同じ価格帯のものをチョイスしてテストします。やっぱり購入者層を考えてメーカーもテストするわけですね。

ということは、大体同じ価格帯のリールとロッドを組み合わせれば、おおよそのタックルバランスはあうということになります。この理屈なら多少バランスを崩しているとしても誤差の範囲でしょう。

まとめ 最初のうちはそんなに気にしなくていいかも?

楓

うーん……タックルバランスにこだわりたいけど……でも難しいなぁ

だいふく
だいふく

まぁ、最初のうちはそうこだわらなくていいぜ。複数ロッドやリールを持ってから考えても悪くない

親方のいう通り、最初からタックルバランスを求めていると、買えるものも買いづらくなっちゃいます。

前述したとおり、価格帯さえ同じなら大体の重量バランスはあいますので、最初はあまり深く考えず、持っている釣り具の種類が多くなってきたときにこだわってみましょう。

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