1月から春にかけては釣り物が少なくなることからか、釣具業界では大型イベントがたくさん開催されます。
こうした釣りイベントに参加することは、多くの面で充実感や楽しさをもたらしてくれます。新商品を手に取る喜びや、プロのアングラーから学ぶスキル向上など、さまざまな魅力が広がっています。
我々アジンガ―も例外ではなく、新型リール、ロッド、ワームやジグヘッド、プラグやメタルジグに至るまで注目すべき内容は多岐にわたります。もちろんテクニックについても得るものはたくさんあるでしょう。
ここでは、釣りのイベントに参加するメリットについて解説します。
スキルの向上が図れる
釣りのイベントでは、プロのアングラーが行うデモンストレーションを通じて、キャスティングテクニックやエリア選定など、実践的なスキル向上が期待できます。村田基さんのキャスティング講座なんかが有名ですね。まぁ、会場の広さによってはあの手のイベントは行われないのですが。
アジングだと34はもちろんシマノ、ダイワ、その他にも多くの企業がイベントを行うので、「俺はアジングしかせぬ!」という奇特な猫も楽しめるでしょう。
……誰のことだ?
いや、そもそも釣りをする猫なんて親方くらいなもんでしょ
他の参加者との情報交換もでき、新たな釣りのノウハウを学ぶ絶好の機会となるでしょう。
またセミナーの案内などにも目を向けておきましょう。こういったメーカーのセミナーはプロから直々に解説してもらえる他、直接質問する時間も設けられることがあるため、非常に役に立ちます。釣りの悩みを事前にまとめておけば、確実にスキルアップにつながります。
コミュニティの形成
釣りのイベントでは、共通の趣味を持つ仲間たちと出会うことができます。同じ興味を共有することで、新しい友達ができたり、地元の釣りコミュニティに参加するきっかけとなります。
特に大型釣りイベントでは、全国各地から釣り人が集まります。つまりいずれ行きたいと思っている地方の釣果情報も仕入れられる可能性があるわけです。情報なしで初場所に挑むのと、イベントで知り合った仲間と共有した攻略法を手にした状況で挑むのでは釣果を大きく左右するでしょう。
もちろん、これはコミュニケーション能力が高い人の理論です。僕のようなコミュ障の人はSNSで事前に会う約束をしておくとか、プロに話しかけていいタイミングでいろいろ聞くなどにとどめておけば難易度はそう高くありません。
新タックルの発見と試す楽しさ
この手のイベントはメーカーからすれば売り上げを上げる最大のきっかけです。そのためイベントでは多くの釣り関連メーカーやショップが出展しており、最新の釣り具やアクセサリーを試すことができます。
特に廉価品から中級、高級品に変更することを考えている人はいいきっかけとなるでしょう。釣具店でもお願いすれば高級品を出してもらって試すことは可能ではありますが、購入しないのにいちいちカギを開けてもらって高級品を触らせてもらうのも抵抗がある人は多いでしょう。
それに対してイベントの場合は、むしろ触ってもらうために高級リールやロッドが展示されているため、その名の通り触り放題です。自分の今使っているリールと、高級リールがどう違うのかを試すいいきっかけとなり、実際に使用してみての驚きがあるでしょう。
また、限定品や抽選でレアなアイテムを手に入れるチャンスもあります。
日本の主な大型釣りイベント紹介
釣りは日本で非常に人気のある趣味であり、それゆえに魅力を最大限に体験できる大型イベントが各地で催されています。
では実際にどんなイベントがあるか一例を出してみましょう。
釣りフェスティバル
釣りフェスティバルは、主に関東方面で開催される日本最大規模の釣りの祭典で、さまざまな釣りスタイルやジャンルに焦点を当てています。
1月頃に開催され、ついこの間横浜で開催されました。オンラインでも開催されているため、毎年釣りの最新タックルを楽しみにしているアングラーが集まります。
さらにいくつかの表彰も行われます。当然アジング関連も毎年多くの商品が発表される大注目のイベントです。
フィッシングショーOSAKA
フィッシングショーOSAKAは、大阪で開催される大型釣りイベントです。今年は「2024/2/3~2/4」インテックス大阪で開催されます。
さまざまな釣り関連メーカーやブランドが一堂に会し、最新鋭の釣り具やアクセサリーを展示・販売します。来場者は、商品の試し釣りやトークショーを通じて楽しみながら新しいタックルを体験できます。
キープキャスト
キープキャストは、主に中部地方で行われるルアーフィッシングのイベントです。主に3月頃に開催され、今年は「2024/3/9~3/10」にポートメッセなごやで開催されます。
このイベントでは、専門家によるワークショップやデモが行われ、新しいキャスティングテクニックや最新のルアー使用法を学ぶことができます。同時に、地元や全国の釣り仲間たちとの出会いが期待できる、交流の場となっています。スタンプラリーにも注目です。
西日本釣り博
西日本釣り博は、九州地区で毎年開催される大規模な釣りイベントで、去年は3月中旬に西日本総合展示場(北九州市)で開催されました。今年の開催はまだ発表がないものの、おそらくは今年も開催されるのではないかと思われます。
九州は元々釣りが盛んな地域であるとともに、地元民からしたら「東京なんてめったに行かれないから地元開催はありがたいわ」と今年も開催してほしいと切望しております。主にタヌキが。
今年はダイワ新型リール「エアリティSF」「月下美人X」に注目が集まるか?
特に、今年はダイワからアジング向けのリールが3月に二機種発売されます。すでに注目している方も多いでしょう。「エアリティSF」と「24月下美人X」です。
ここで少し、この二つのリールについて解説しましょう。
いや軽すぎぃ!!!! エアリティSF
その名の通り軽さが売りのハイクオリティモデル「エアリティ」。それをさらに軽くしたものが「SF(スーパーフィネス)」です。
ただでさえ軽いエアリティを、さらに軽くするために、あえて一部の釣りを捨て去り、アジングのようなフィネスな釣りをメインとしたリールとなります。
その軽さはなんと脅威の130g(2000番以下の場合)。参考までに一般的な2000番リールが180~190g。23エアリティの2000番ですら145gと15gダイエットというんですから、もーどうすりゃいいんでしょうねこれ(笑)。
価格は63500円となかなかのお値段ですが、道具にこだわりたい人はぜひ購入をご検討ください。
これ本当にエントリークラス!? 24月下美人X
「エアリティなんて高級リール買えないよ」という人にも朗報です。エントリークラスの「月下美人X」も同時期にリリースされます。
一番大きな進化のポイントは「エアドライブデザイン」の採用。なんとメーカー価格18700円でエアドライブデザインですよ。(Xはローターとベイルのみ)そのおかげで約10gほど軽量化しております。
まぁ、前作Xよりは4000円ほどメーカー価格が上がっているようなので、立ち位置的にはMXに近いのかもしれませんが、MXと比較してもかなりの進化です。
そのほかにもザイオン Vやタフデジギアなど、「20月下美人X」にはなかった技術が盛りだくさん! これ本当にエントリークラスリール!?
まとめ
釣りのイベントに参加することは、新タックルの発見を含むさまざまな魅力を提供してくれます。
新しいスキルの向上、友達の増加、タックルのアップデート、そして地域への貢献など、さまざまなメリットが待っています。
ぜひ、次の釣りのイベントに積極的に参加して、新たな釣りの冒険を楽しんでみてください。
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