アジング=堤防の釣り、というのは昔の話。今ではさまざまな場所でアジングが楽しまれています。
その代表ともいえるポイントは河口でしょう。水質がまったく異なる川と海ですが、アジが回遊してくる可能性は十分あると言えるでしょう。
では、リバーアジングのポイントとおすすめリグを解説していきましょう。
そもそもアジは川にいるのか?
アジって海の魚でしょ? 川に住んでいるの?
基本的には楓のいう通りアジは海の回遊魚です。広い海にいるアジの数に比べたら河口のアジは微々たるもの。
ただ、それは海全体を見た場合の話に過ぎません。アジにとっては河口も堤防と同じ潮流や水質の変化であり、潮目のできやすさから河口に入る可能性は十分あります。案外入り口から奥のところにもアジはいます。
とはいえ、基本的には回遊前提のリバーアジングですので狙い目は河口の入り口あたりになりますので、シーバスのように深くまで攻める必要はないでしょう。
海水温が低くなることも忘れるな リバーアジングのシーズン
海と川。どちらが水温が低いかといえば基本的に川となります。川は陸地の高所から流れてくるわけですし、海と違って黒潮などの外的な要因をうけることがありません。
したがって、川の影響を受ける河口は比較的海水温が低くなり、アジもその影響を受けます。
なので、リバーアジングのシーズンは夏〜秋に掛けてということになります。無論例外もありますが。
障害物や流れ込みにも注目
海と河口の違いは何かといえば、堤防よりもストラクチャーがいろんなところに点在していること。
例えば橋。橋脚は流れの変化を大きい河口の代表的なポイント。もちろんプランクトンを捕食するアジングでも重要なストラクチャーとなります。
また流れ込みや、葦など、海ではあまり見ない障害物やポイントも多いので、ぜひ狙って見ましょう。
イソメ、グリーンカラーは必須級
河口によるアジが何を捕食するかといえば、おもに虫となります。これはプランクトン自体の総量が河川に近い分イソメなどの虫が多くなるから。
なので、リバーアジングにイソメカラーは必須です。
無論、イソメだけを食べてるわけでもないので、カラーローテーションは必須です。
河口だから生きる フロートアジング
河口って漁港より狭いし、ジグ単だけでも十分かな?
……と、正直僕も思ってました。
ところが、ジグ単だけではどうしても攻められないポイントが河口にはあります。
というのも、河口は堤防と違って浅場が多いうえに、ポイントが遠いということが多い。海なら少しくらいストラクチャーから離れても十分攻めることができるのですが、アジの保有数を考えると、遠投して少しでもストラクチャーに近いエリアを狙う方がいいでしょう。
特に対岸側を攻める場合は、対岸もまた手前と同じく浅くなっていることを忘れずに。場所にもよりますが、少し沈めるだけでも陸についてしまうというところもあります。
そんな時は、フロートアジングがおすすめです。
設定した深さ以上は沈まないですし、3点式リグ(Fシステム)を利用すれば、アクションもウキを動かさず、ジグヘッドだけを動かすように意識すれば、長い時間丹念に攻めることができますよ。
まとめ 夏はリバーアジングで決まり!
いかがでしたか?
リバーアジングは意外な所がポイントとなり、普通に海を攻略するときにも参考になる要素がたくさんあります。
ハゼをはじめとした美味しい外道が釣れるのも魅力です。
ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
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