アジングでももちろん重要 カケアガリを意識してみよう!

カケアガリ 雑談・考察
引用:Googleマップ

すべての釣りにおいて万能と言えるポイントがあるとすれば、僕ならカケアガリと答えます。

たとえ人が多く、不利なポイントに立たざるを得ない状況になったとしても、カケアガリだけは大体目の前にあります。人生の坂道は長く苦しく険しいものですが、カケアガリだけはどんな釣り人にもほぼ平等にチャンスをくれます。

今回はそんなカケアガリについて解説します。

カケアガリとは?

「カケアガリ」とは、海底の地形変化の一種で、一段深い場所に落ちるような傾斜のことをいいます。この地形は一般的に「ブレイク」と呼ばれ、波打ち際から見て最初のブレイクを「第1ブレイク」とし、その先のさらに深い地形を「第2ブレイク」と数えます。

カケアガリは多くの釣りで狙い目のポイントとなっており、アジングもその例外に漏れません

ちなみにその逆を意味する「カケサガリ」という言葉もあります。

カケアガリはなぜ釣れるの?

カケアガリの効果

例えば図のように底潮が堤防に向かってきているとしましょう。

ここにプランクトンを流してみましょう。すると、遊泳力のないプランクトンは、流されるままにカケアガリに近づいて、坂付近で上昇。巻き込むような流れに負けてカケアガリ付近に溜まります。

このエサを捕食しに魚はよってくるわけです。まさに街の定食屋ですね。

カケアガリはどこにでもある

少し釣りを知ってる人は、カケアガリと聞くとサーフや川をイメージするかもしれません。

ただ、原理上カケアガリが存在しない水場はまずありません。あるとすれば物理的に届かないカケアガリです。

常夜灯、障害物、沈み瀬、潮目。大抵の釣れるとされる要因はポイントによって存在しない可能性が一定確率存在しますが、カケアガリだけはほぼ100目の前に存在しているはずです。

カケアガリの見つけ方

Googleマップ航空写真
引用:Googleマップ

一番ポピュラーな見つけ方はGoogleマップなどで水の色の変化を見る方法。

堤防だとちょっとわかりにくいかもしれないので磯やサーフを例にします。航空写真をみていると、海の色が濃くなっている場所が見つかります。色が濃くなる原因は海が深くなるか、藻や岩などによるもの。いずれにせよ釣れるポイントということになります。

堤防だとどうしても手前から深くなるため航空写真だけだと見つけるのは難しくなりますが、必ずこの手の深くなっているポイントが存在します。

いつも潮目ができるポイントは底にカケアガリの可能性大

さて、現場でカケアガリを見つけるにはどうすればいいのでしょう? 堤防だと足元からもう地面が見えないというところばかり。パッと見ではわからないと言ったケースが大半です。

そんな時は海面をよく観察してみましょう。すると水面が綺麗な箇所ともいわれますとざわついている箇所の境目が見えることがあるかと思います。いわゆる潮目ですね。

これが発生しやすい要因の一つとして「海底にカケアガリがある」というものも存在します。何度か通って潮目が発生しやすいと感じる場所があったら、その下にカケアガリがあるかもしれませんので、覚えておきましょう。

だいふく
だいふく

鏡が発生する理由は、上昇水流が発生するためだ。水槽の底にホースを入れて上方向に水を流した状態を想像するとわかりやすいかもな

楓

そっか、下から水が流れてくるか、流れてこないで水面が風の影響でざわつくかの違いで潮目が発生しているってことね。

絶対カケアガリが発生する場所 船道

楓

うぅ……でも、潮目っていまいちよくわかんないんだよね。初心者でもわかるカケアガリポイントってないの?

なるほど。確かに潮目といっても、そこからボトムのイメージをするのは経験によるところが大きいですね。

では、絶対にカケアガリが発生する場所をお教えしましょう。

船道にはカケアガリがある

それは、船の通り道。船道というやつですね。

船が海を進む際、少なからず下方に水流を発生させます。そのため、船の通り道は必ず下の地面をえぐるような地形になっているはずです。船が通る湾はもちろん、フェリーの通り道も絶対にカケアガリが発生するはずです。

また、カケアガリの定義としては賛否あるかもしれませんが、船をおろすスロープ、テトラ帯もカケアガリと同じような効果をもたらします。狙えそうなら、ぜひ投げてみたいポイントですね。

カケアガリに届かないときは?

カケアガリがある場所は大体わかりました。残りの問題は、カケアガリに届くかどうか。

ご存知の通りアジングのリグは他に類をみないほど軽量です。バス釣りでは5g以下ならフィネスとか言われてる中、平気で0.5g以下のジグヘッドなんて使うんですから。

そのため、ポイントにワームを届けるためには、それなりの工夫が大切です。

例えばタングステン系のジグヘッド。飛距離を稼げるのはもちろん、ボトム狙いになるカケアガリ攻略にTGは欠かせません。

それで届かないようならキャロライナリグ。もしくはダウンショットリグがいいでしょう。

まとめ カケアガリを攻略してボトムを効率的に狙おう

いかがでしたか?

カケアガリを意識できるようになれば、多くの場面で応用ができるようになります。

ぜひあなたのアジング攻略メソッドに、カケアガリも追加して釣果を伸ばしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました