「最後一振 〜無限投編 第一章 アタリ再来」なぜ釣り人はラスト一投を終われないのか?

ラスト一投が終わらない 校正前

「これでラスト一投にしよう」と思っても、そこからがなかなか終わらない。無限に最後を投げ続ける。

無力感を感じつつも、それでもアピール力が強くなれる理由を知った気がして、また最後を振る。

長男だったら我慢できたのか? 次男だったら我慢できないのか? そんな僕は長男ですが、ラスト一投をやめられません。

今回は、そんな“ラスト一投が終わらない理由”を5つの事例から紹介しつつ、どうすればスパッと終わらせられるのかを考えてみます。

その投気、練り上げられてる。思考停止の領域だ。

ラスト一投が終わらない理由

無限アタリの鬼 豆アジ

アジングは難しいとよく言われますが、アタリの得られやすさという意味では、おそらくルアーフィッシングで一番簡単です。

どんな初心者でも、ちょくちょくランガンしていれば、釣れずとも間違いなくアタリには出会します。

特に夏から初秋では、警戒心の薄い豆アジがルアー見るなり爆食いしますので、まずアタリが得られます。が、そういう時に限ってショートバイトで終わります。

小さなショートバイトが何度も出ると「今度こそ掛けたい」と思ってしまい、ズルズルと終わらないダンスを踊ってしまうことでしょう。まさにエンドレスワルツ。

生々流転!? 潮の流れが変わった

流れとは釣果に直結するもの。上級者ほどその利点は理解していることでしょう。

それだけにラスト一投で「あれ? 潮流の方向変わった……」となればさらにもう一回投げたくなるもの。

いや、釣れるという確証なくてもなんか変わったらなんか投げたくなるのが釣り人のさがかもしれません。

上弦以外興味なし? サイズに納得できない

どんなに釣れていたとしても、人の欲望は終わりません。でっけぇ夢を描きがちなのが釣り人という生き物です。

ただ、満足できるサイズがそのエリアにいるという確証はどこにもありません。お隣が尺釣ってたとしても、また食ってくるとも言い切れませんし。

「俺はそこそこの鯵を釣って納竿するぜ」とサイコロステーキ先輩を見習っていれば、ちゃんとラスト一投げになったかもしれません。

悩みがないっていいですね。

ナブラの鬼がやってくる!

アタリがなくてもチャンスを感じさせるナブラ。

アジングの場合、ナブラを起こしているのがイワシやイナッコの可能性が高いし、アジがナブラにいても青物やシーバスに追い回されている可能性があるのでいうほどチャンスでもないのですが、それでも何かしらいるのは間違いないので、やはり投げたくなるものです。

まぁシーバスでもナブラにぶっ込んで食わねぇ時は食わないので、やはり期待しすぎはよくありません。

フィーバータイム終わんねぇよ!!

ネガティブなネタが多いのですが、釣れてても終わんねぇことは割とあります。

ラスト一投と思って投げたらめっちゃイージーに釣れて、もう一回投げたら釣れて……とまぁ完全に時合い突入フィーバータイム。

そうやって釣りまくって時合いが終わり、満足して帰る……かと思ったらまた投げるんです。今度はテンションが上がりすぎて時合いの楽しさが頭から離れず、未練がましく投げるのです。

ラスト一投は、釣り人全員がかかる呪いのようなものなのかもしれません。

ラスト一投を終わらせるコツ

終わらせるには、時間で区切るのが一番シンプル。「あと10分」と決めたら、どれだけ雰囲気が良くてもそこで終了する……と決めるのが普通ですが、なかなか難しいのが現状でしょう。

やはりキャスト回数で制限をかけ、意思を強く持つしかないでしょう。

いっそ別のことを考えるのもいい手だと思います。ただし考えはポジティブに。例えば、「帰ったらゲームしよ」っという感じで。「明日は仕事だ」などのネガティブな考えは却って楽しい時間に囚われる可能性があります。

まとめ 明日の仕事のことも考えよう

いかがでしたか?

ラスト一投が終わらないのは、アジングの面白さの裏返しでもあります。

群れや潮の変化に翻弄され、最後までドラマがあるからこそ、ついつい投げ続けてしまう。大事なのは「無理に終わらせる」のではなく「次回の楽しみを残して終える」こと。

そうすれば、次の釣行がさらに待ち遠しくなるはずです。

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