プロでも必ず釣果を上げる人はいません。ボウズを食らう日もあるでしょう。
しかし、そんな時こそいかにポジティブに考えられるかが大事。釣れないなら次釣るために行動してみましょう。
今回は、釣果が上がらないときのアジング上達法についてお話ししようと思います。
まずはいかにポジティブに考えられるかが大切
いきなり精神論で申し訳ございませんが、釣れないときにイライラするのはご法度。一番ダメなパターンです。
まぁ人間なのでイライラすることは仕方ないのですが、そもそもイライラする必要性がないのです。だってたまたま魚がいないんですから。もしくはたまたま魚がエサを食べる気分じゃないんですから。
こんな状態で釣るのはプロでも無理でしょう。
……といっそ開き直りましょう。これ大事。
そりゃ現実は違いますよ? 実力がある人は引き出しも多いわけですから、どういう状況でどういうアクションが利くかというパターンが確立されており、見切りをつけるスピードもタイミングも完璧です。
しかし、イライラした状態でのなぜ釣れないかを考えることはめちゃくちゃムダです。そんな状態で考えても的外れな意見が出るだけであり、次に生かされることはほとんどありません。

そんなこといってもやっぱ釣れないとつらいよ……

人間だから感情を殺せといっても無理だ。そんな時は、別のことに意識を向けることが大事だぜ
そうですね。音楽とか動画とか、釣りとは別のことを考えてみましょう。そうやって気を紛らわすのも大事ですよ。
PDCAサイクルを意識しよう

そうはいってもさ。何も反省しないってのも、それはそれで不安じゃない?
確かに。ではイライラがある程度落ち着いたということを前提でお話ししましょう。
大事なのはPDCAサイクル。みなさんもお仕事とかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
Plan(計画)
↓
Do(実行)
↓
Check(評価)
↓
Act(改善)
↓
Plan(計画)に戻る
上記の項目を繰り返すことで、より実力をつけたり、問題点を改善したりする。という方法です。
実際にはすでに釣れなかったという結果は出ているため、PDCAサイクルのCから始まります。それを前提にアジングに当てはめてみましょう。
Check「釣れなかった原因を自分の行動から第三者視点で評価する(仮説でOK)」
↓
Act「仮説を立てたらどうやったら解決するか考える」
↓
Plan「解決策に必要な釣行計画や道具を購入する」
↓
Do「実践してみる」
この時、注意すべきはPlanです。たまに陥る人がいるのですが「高級タックルじゃなかったから釣れなかった」という思考に囚われてしまうとその先は泥沼です。
確かに、0ではありません。ただ高級ロッドに変えたとしても、100匹が102~3匹になる程度の釣果しか変わらないと考えていいです。ロッドのお値段で釣果が変わるとしたらそんなもんです。

無論だが、アジングロッド以外。例えばシーバスロッドとかでジグ単をやってる場合は話が別だがな。あくまで推奨タックル通りでやっていることが大前提だ
そうですね。ただ、無理のない範囲。例えばラインを変えたり、ジグヘッドを増やしたりする改善方法は有効だと思います。その方がロッドやリールを変えるよりは釣果に直結すると思います。
では、釣り場でできる練習法はないのでしょうか? 次の項目からは、釣り場での練習方法をお話しましょう。
キャスティングの練習をしよう
釣れなくてもキャスティングの練習はできます。こういうときは割り切ってまっすぐキャストする練習をしてみましょう。

でもまっすぐキャストできるようになったからといって釣れるってわけでもないんじゃ……
そんなことはありません。バスほどのキャスト精度は求められないものの、アジングはキャスト精度が求められるシーンも結構あります。

アジは群れの広さが大きいので、一見キャスト精度はそんなに釣果に差がないように見えますが、群れの位置が岸側にあるとは限りません。上の図のようにキャストできる範囲のギリギリ外側にヒットゾーンがある場合、キャスト範囲はわずかに重なる程度となるので、その場合はキャスト精度が高くないと釣れないということになるわけです。
また、潮目を狙う場合も適当に潮目の周辺に投げるのではなく、潮目の外からトレースコースを計算して着水点を決めるわけですが、潮目って遠いことの方が多いので、キャスト精度がないとどうしてもズレてトレースできなかったり潮目直撃してうまく誘えなかったりするわけです。
当然、人間からはアジの群れの範囲、もっといえばヒットゾーンはわからないわけですが、意識しているのとしていないのでは、連釣する確率が大きく違いますし、意識するためにはキャスト精度も必要ということになるわけです。
ボトムを取ろう
「メバリングは表層。アジングはボトム」というお話は玄人アジンガーなら結構聞いたことがあるのではないでしょうか?
もちろん実際にはアジが表層にいるかボトムにいるかというのはわからないのですが、定石としてはボトム狙いになることが多いです。
事前に重めのジグヘッドやシンカーでボトムがどのくらいなのか図っておけば、現在の潮位から大体何カウントでボトムにつくかわかる。というわけです。

なんでボトム狙いが多くなるの?

理由としては底の方が潮が緩いことと障害物が増えること、底の障害物にたまるプランクトンをアジが捕食するわけだな。
さらにいうと、大型の魚ほど底を泳ぐ習性があるので、これも覚えておきましょう。
釣り場を散歩してみよう
釣れないときはいっそ散歩をしましょう。海のきれいな景色を楽しんでいるだけでも、いろいろ癒されます。
ついでに釣れそうな場所を見つけてみましょう。
釣っているときには見つからなかった秘密のポイントを見つけられるかもしれません。
まとめ 釣り場を知ることこそ上達の近道
いかがでしたか?
釣りが上手い人ほど釣り場にこだわります。実際釣り雑誌の取材でも、上手の釣り師ほど取材日や釣り場を急遽変更したりするものです。やるなら確実に釣果出したいですしね。
そういうのがわからない人取材者ほど、無駄に取材日を自分の都合だけ押し通して、釣果出ずに無駄足踏むんですよね……。
まぁ少しお小言入りましたが、釣れないならいろんな情報を手に入れましょう。そうすれば、次の釣果にきっとつながりますよ。
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